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「おはようございます〜」
「おつかれーい」
白い衣装に身を包んだ3人は
まだ撮影が終わっておらず、シャッターが切られる音がする。
「3人、こっちで着替えてください〜」
「はーい」
「今回も白い衣装なんだね」
「SixTONESが黒だから、反対色か」
俺の衣装は、グレーの襟付きロングジレに
襟元にビジューがあしらわれている白いシャツ
黒のクロップドパンツに黒のドライビングシューズ
「俺、ヒラヒラ担当なのかな」
「優雅な感じが似合ってるからいいと思う」
「ありがとう。個人的に涼太もセットアップ似合っているよ」
「俺のコメント貰っていい？」
「辰哉のパンツは前にコレクションで履いたことあるなーって、思いました」
「あ、そうなの？」
「また、ネットが賑やかになるね」
涼太が嬉しそうに笑う
なんだか、今日はそんな光景が多いな
「あ、おかえり翔太」
「レコーディング組が来たな」
「柊くん、今日もカッコイイっすね」
「ありがとう、蓮」
まだ大介がソロショットの最中だが、
間髪入れずに撮影を進めていくようで、
俺たちはヘアメイクへと移動となる
「柊くんの、髪型何か希望ありますか？」
「いえ、特にありません」
「せっかくの髪の長さあるから、ちょっと巻いて
左耳に髪かけてでいいかな？」
「はい、お願いします」
ぼーっと鏡を見つめる
モデルの時は、ヘアスタイルとかは
全て決まっていたから
アイドルを本気指導するならセルフプロデュースもしていかないとか、と思う。
ふと手元をみるとら、手首ぴったりな裾がなんだかきにくわなくて、3回程度織り上げる。
確か、向こうにレザーの2連ブレスレットがあったなと思い出した。
「はい、ヘアメイク終わりです！」
「ありがとうございます」
「向こうの椅子で待っててください〜」
ブラシとかを整えるメイクさんに
再度頭を下げ、先程の衣装があったところへ向かう
「柊、おつー」
「お疲れ様、大介」
「ブレスつけんの？手、だしー」
「ありがとう」
大介が撮影を終えたようだった
ブレスレットを手に取れば、どうやら付けてくれるらしく、手首を差し出す。
ひんやりとしたレザーの感触がした。
「いいかー？今回のメインは服じゃないんだからな」
「そうだね」
「ヒイラギオーラは封印だかんな！」
「頑張るね」
涼太の撮影がもうそろそろ終わるようだ。
アイドルとしての撮影、慣れていかないと、な
「次、喜多川くーん！お願いさまーす！」
「はい、今行きます」
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作者名：りんご | 作成日時：2023年2月16日 10時
