ーーー ページ18
メニューには、まだ気になるものが多くて
もしもお腹に余裕があれば、ナポリタンも食べたいよねとか、カフェラテ、カフェオレの違いについて涼太が聞いてきたり。
「最近、街中歩いてると気まずくなるんだよね」 「え？どういうこと？」
このカフェに入る前もそうだったけど、と ワンクッション置いて話す
「街中に最近撮った雑誌が並んでいたり、デビュー曲の広告があったり……俺らが溢れてる」
「柊はモデル広告の時もそんなもんよ？」
「流石にシブヤのTSUTAYAにはショーモデルの広告は載らないよ」
「あそこは確かに大きいよね」
地元の本屋さんにも自分の表紙の雑誌があったり
広告トラックが走っていたり。
若い子の会話に自分の名前が出ることにイワカン(感じている事を二人に相談をしてみる
「けど、デビューって感じしない？」
「わかる」
「雑誌の表紙は時々snowman6人で飾らせてもらえてるけど、さっき、柊が言ったようにTSUTAYAの上とかには乗ったことないけど、これがデビューってやつか〜って俺は思ったけどね」
運ばれてきたホットチョコレートを嬉しそうに飲みながら照はさぞ嬉しそうに話していた。
それは涼太も同様だった
「SexyZoneや後輩がデビューして、あの場所に広告があったのを羨ましかったんだよね。だから、あの場所に自分が飾れたの嬉しかった」
「佐久間も同じ気持ちだから、グループLINEに写真送ってきてたよね」
「あったね、そんな写真」
ウォーリーを探せ！の如くに
行った場所にある俺たちの広告をみんなが写真を撮ってLINEに上げていた。
そのきっかけは大介だったようだ
「その日1日撮影してたから、すごい通知来てるって思ってみたら、同じ写真並んでて結構びっくりしたんだよね」
「なんか、柊って街頭ポスターとかの掲載慣れてるんだと思ってた」
「ショーモデルは、宣伝するのはブランドだから自分では無いから……」
「だったら、今はsnowmanっていうブランドを背負って広告に出てるって思えばいいかもね？」
優雅にフォークとナイフを使ってワッフルを食べる涼太からの提案。
照は夢中にガトーショコラを頬張っている
「まぁその話はスウィーツを食べ終わってから
紅茶を飲みながらゆっくり話そう」
「それもそうだね」
せっかく運ばれてきたアップルパイに手をつけていなかった。
照に渡されたフォークを、まだサクサクのパイ生地に刺していく。
「美味しい？」
「うん、シナモンが丁度いい風味が効いているよ」
「いいね、シナモン」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 504人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご | 作成日時：2023年2月16日 10時
