誰かこのぶりっ子悪女なんとかしてくれ。【ハイキュー】

　第46話 ページ47

……は？







……え？










A『な、なんで私が神宮寺学園に行かなきゃなんないのよ…』






　





そもそも神宮寺学園って




全国……いや、世界中からお金持ち、有名な企業の子供達が通ってる私なんかとは無縁の学校なんですけど。



　



神宮寺学園では常に完璧が求められ、




学業もスポーツも高成績を残し、部活も全国常連校。






神宮寺学園の入試倍率は20倍を超え、超難関校とも言われている。







そんなところになんで私がぁぁ(←以下略)











蓮｢俺の紹介で転入してもらうから、学業の心配とかはしなくていいから。｣











は？

　






なにそれ。







まるで私みたいな馬鹿でも蓮の紹介なら入れますよってか？













A『言っとくけど、私は神宮寺学園には行かないから。てか、なんで私なの？』










まずそこだよね。







なんで私が東京の神宮寺学園に行かなきゃなんないのか。








さっさと説明しやがれ。











蓮｢……疲れたから。｣










A『……え？』











蓮｢どいつもこいつも俺の事を"神宮寺蓮"じゃなくて、"神宮寺家の長男"としてしか見てない。だからAが来てくれたら少しは変わると思った。｣










あー。なるほどね。







世界的に有名な神宮寺が自分の学校にいたら、みんな｢蓮様と仲良くなって、神宮寺家と関わりを持ちたい｣って思うもんね。






そしたら神宮寺家のおかげで契約とか増えて、自分の家の企業が経営良くなるかもしれないし。









そんな感じで蓮に、






いや神宮寺に気に入ってもらいたい奴らが多くて、疲れたのか。











A『まあ疲れる気持ちはわかるけど、私は神宮寺学園には行けないから……それに私は稲荷崎にいると楽しいし。……ごめんね蓮。』








蓮の理由聞いたらかわいそうになってきて、思わず『私が行ってあげるよ！』って言いそうになっちゃったよ。








蓮｢……そっか。俺の方こそわがまま言ってごめん。……あ、雨降ってきたね。｣









A『ほんとだ。今日傘持ってきてないのに……ん？』









ちょっと待てよ。







雨で地味メイクとれるくね？







蓮にも一応ZEROの事は隠しておきたいからヤバいぞ。









A『ごめん、急用出来たから帰るね！』









ヤバい。



メイク落ちる前に帰らなきゃ。






作者｢神宮寺学園は蓮のお父さんが作ったよ〜｣
　

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