6 闇の世界に迷い込んだ (続き) ページ10
「いやぁ…私がノエルとここまで仲良しだとは…」
「私Aにはノートとブログくらいしか見せたこと無いのに…」
「ゔっ…」
ノエルの正論が私を突き刺す。
他人の事を言っておいて私は私でそんなに真面目では無い。授業態度なんてボロッボロ。これでも退学になっていないのはテストの成績のおかげだろう。ブルーナゲット共々ノエル様は偉大なのだ。
ブログについては好きな人の情報収集の為その人の幼馴染から幼少期のストーリーを見せてもらい一人でニヤニヤするためだ。本人にバレないようシークレットモードで。
「それにしてもヘンな夢だなぁ…」
「私、この夢2回目なの。」
「嘘?」
「そう。前はこんな感じじゃなかったけど、この私と、ラルセイさんとを見るのは2回目。多分Aは知らないけど、クイーンさまとかも居たなぁ…でもまだクリスとスージィは見てないかな!」
「へぇ…………
え」
「……ノエル、クリスとスージィも居るの?ここに?」
「居るかはわからないけど、前はバードリーも出てきたよ。」
「凄い壮大な夢だね………」
「A!ノエル!ボクがクリスとスージィのところ、連れて行くよ!」
「「居たの!?」」
「ス、スージィもいたんだね…」
ノエルはわかりやすく動揺しだした。口を手で隠して、頬を赤らめて口の端が吊り上がる。育ちが良いのが滲み出る動作であり端なさを感じる。凄くあれな感じ。あえて直接は言わないが。
夢の中だし、私がノエルの事を好きだったら多分ノエルを襲っていたと思う。けど百合の間に挟まる趣味は無いし、そんなやつ私が許せない。私のこの剣でぶん殴ってやる。あれ、何この赤いの?
そうこう考えているうちにラルセイはお城の中へ入っていく。わぁ、凄い大きなナベだな…これで何をするんだろ。
「多分二人は自分の部屋に居ると思うよ!色でわかるはず!」
「私、この世界のクリスとスージィの色を知らないや…てか、私もなんか色変わってるし。」
「えっとね、クリスは真っ青で、スージィはすみれ色!」
「……???真っ青…?スージィのすみれ色はまだわかるとして、クリスが真っ青?たしかに血色悪そうだけどさ、クリスは肌黄色いよね?真っ青!?」
真っ青とはなんだ真っ青とは。
「あ、まだAはこっちの姿を見てなかったんだ…」
知らない内にラルセイにタメ口にされている。だがしかしかわいい。全然許せる。
「ふははは…私も初めて見た時はびっくりしたよ…」
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椛(プロフ) - うわあああああ更新ど忘れしてツイッターで延々と妄想を垂れ流す日々を送っていましたごめんなさい (2月4日 15時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - オンブルさん» ほんとにごめんなさい。変換ミスきもすぎ。親指恨みます。ほんとにありがとうございます。 (1月7日 23時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
オンブル(プロフ) - 椛さん» いえいえ、あとそのあとクリスが夢主を呼び止める時もミツノになってますね…すみません、今気づきました! (1月7日 23時) (レス) @page15 id: 8c99440ad0 (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - オンブルさん» バカ恥ずかしいです。修正してきました。ありがとうございます。全世界に醜態をさらすところでした。 (1月7日 16時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - オンブルさん» ほんとだ、自分で見てる時の名前です。変換ミスしましたごめんなさい。 (1月7日 16時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椛 | 作成日時:2023年12月17日 23時