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6 闇の世界に迷い込みたい(続き) ページ9

「……ん…?ここは…っ!あたた…」

 目が覚めると知らない暗い空間にいた。なんだここは、と思い起き上がろうとすると背中が痛い。落ちてきた時にぶつけたのだろうか。
 しばらく寝転がっていると、痛みが引いてくるものだと思ったが、そんなことは無かった。ヘンな空間だ。痛みを我慢して進むしか無い。
 やっぱりチョークの件、引き受けるんじゃなかった…

「…うっ…痛いぃ…はぁ。」

 周りに比べるとどことなく狭い道を進んだ先は、相変わらず暗いものの、明かりでいっぱいの綺麗なお城と城下町だった。
メルヘンとサイバーチックの融合みたいなモンスターがいっぱい居る。
 まさか物置きの中にこんな空間が広がっていただなんて。

「?…どなた…ですか?……ライトナー!?」

クリスよりも一回り小さい感じの、白と緑のふわふわが私に話しかけてきた。そして勝手に驚く。

「……誰…?」

「あっ!えっと、ごめんない!ボク、ラルセイって言います!こう見えても、この国の王子なんですよ!
ライトナーさん、あなたのお名前は?」

 柔らかい雰囲気のふわふわ、もといラルセイは嬉しそうに喋る。なんだか見てるこっちまで嬉しくなりそうだ。
でもプリンスらしい。失礼な態度を取ってしまった。どうしよう。

「ライトナー…?わ、私は、Aと申す者でございます。」

「そ、そんなにかしこまらなくても…!Aさんですね!ライトナーって言うのは、あなたみたいに光の世界からやってきた人のことを言うんです!他にもライトナーは居るんです!紹介しますよ!」

 どうやらさっきの態度を咎めるつもりは無いらしい。良かった。光の世界がなにかはわからないが、敵対視はされていないようだし、取りあえずラルセイについていく。

「…!A!?」

「なんで私のこと知って……ノエル!?なんか色も格好も違うけど!?」

 眼の前に居たのは珍しく学校をサボったイイコのノエルだった。色も格好も違うけど、声も雰囲気も変わっちゃいない。間違いなくノエルだった。

「ノエルたちにも紹介しようと思ってたけど…二人はお知り合いだったんですね!話が早いです!」



 そうして、私は説明を受けた。この世界のこと、元の世界のこと、その他諸々。ところどころはぐらかされたけれど、なんとなくわかった。
…受け入れるかどうかは別として。

「……私は変な夢を見ているのか。そうか。」

「私はAと同じ夢を見ている…ってこと?」

「嘘だ……」

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(プロフ) - うわあああああ更新ど忘れしてツイッターで延々と妄想を垂れ流す日々を送っていましたごめんなさい (2月4日 15時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - オンブルさん» ほんとにごめんなさい。変換ミスきもすぎ。親指恨みます。ほんとにありがとうございます。 (1月7日 23時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
オンブル(プロフ) - 椛さん» いえいえ、あとそのあとクリスが夢主を呼び止める時もミツノになってますね…すみません、今気づきました! (1月7日 23時) (レス) @page15 id: 8c99440ad0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - オンブルさん» バカ恥ずかしいです。修正してきました。ありがとうございます。全世界に醜態をさらすところでした。 (1月7日 16時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - オンブルさん» ほんとだ、自分で見てる時の名前です。変換ミスしましたごめんなさい。 (1月7日 16時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年12月17日 23時

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