5 夜景〜夜景〜 ページ7
「わぁぁ…綺麗だね…」
Aは横を向いたまま話しかける。
「みて、キラキラしてるよ。」
反射か興奮か、Aの目もキラキラしている。
その向かいの座席で、クリスは微笑みながらAの言葉に耳を傾けている。
「すごい、すごいよ。えへへ…なんていうべきかな…すごくわくわくする。
へへ、なんだか私が夜ふかししてはしゃぎまわってる子供みたい。」
「確かに」
クリスはいたずらに笑う。
「えっ、それどっちに言ってるの。」
「………」
二分の一の確率で馬鹿にされたAは笑いつつも不安そうな表情を浮かべる。
「ごめん、どっちもにだよ。」
「やっぱ馬鹿にしてるじゃんか！？」
そういうと二人で吹き出した。じゃれあっている子供みたいに、無邪気で無垢な顔で。
窓に対して垂直に向かい合う座席は、隣り合わない。
「ねぇ、楽しみだよね。」
「もちろん。」
確かめるように言う。
「…着いたよ。早く、降りよう。」
クリスはAに向かって催促する。
だがAはクリスが行ってから降りる。
「着いてきて。」
Aは大人しく着いていく。それに対してクリスは辛そうな、苦しそうな顔をする。
「……ほんと、ごめん。」
クリスの右手に握っているそれはナイフだった。
Aはそれに見覚えはない。見ることはない。だがあなたはそれを見たことがある。見ることができる。
[ｼﾞｬｷｨﾝ]
それはあなたにしか聞こえることのない音。
あなたにしか聞こえることのない音楽。
あなたにしか見えない赤いそれ。
あなたにしか見えない緑の枠。
「A、今助けるよ。」
＊クリスは Aに向かって 小さな声で呟いた。
6 闇の世界に迷い込みたい（リク消化）→←4 みんな大好き生理ネタ(前回の続き)
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椛(プロフ) - うわあああああ更新ど忘れしてツイッターで延々と妄想を垂れ流す日々を送っていましたごめんなさい (2月4日 15時) (
レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - オンブルさん» ほんとにごめんなさい。変換ミスきもすぎ。親指恨みます。ほんとにありがとうございます。 (1月7日 23時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
オンブル(プロフ) - 椛さん» いえいえ、あとそのあとクリスが夢主を呼び止める時もミツノになってますね…すみません、今気づきました！ (1月7日 23時) (レス) @page15 id: 8c99440ad0 (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - オンブルさん» バカ恥ずかしいです。修正してきました。ありがとうございます。全世界に醜態をさらすところでした。 (1月7日 16時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - オンブルさん» ほんとだ、自分で見てる時の名前です。変換ミスしましたごめんなさい。 (1月7日 16時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椛 | 作成日時：2023年12月17日 23時
