4 みんな大好き生理ネタ(前回の続き) ページ6
「ん…ありがと…」
私が飲み込むとクリスはペットボトルを受け取ってくれて、キャップまで締めてくれた。
その後は出したもの色々片付けて(袋に詰め込んだだけだけど)私は立ち上がった。
その瞬間、腰に違和感を感じてドバッと出た。
自分の体から大量に血が流れて行く感覚は生々しくて、凄く気持ち悪い。
「うわ…」
私が眠っている間におむつみたいなのを履かせてもらったんだろう。もう前みたいに血が脚を伝う感覚はない。
「…休む？」
「ううん、大丈夫。」
「そう…」
こんなに人に心配してもらったのはいつぶりだろうか。
私がここに越してくる前は人間なんかいなくなれば良いとまで思っていたのに。今となっては眼の前にいる人間が好きで好きでたまらない。どうしようもなく離れがたい。大切な存在だ。彼以外、頼れる人もいない。
携帯の時計を見ると、もう5時直前を指していた。
「…それより…いいの？放課後はスージィと遊ぶ予定だったでしょ？」
「うん…Aのこと、説明したら、納得してくれたし…多分…」
「そっか」
なんとなくスージィに対して申し訳ない気持ちになってしまって、明日学校で会ったら謝ろうと思った。何を謝るべきかはわからないが。
そんな事を考えていると、待合室でスージィとばったり会った。ちょうどいい機会だし、謝っておこうかな。
「…！A、倒れたって聞いたぞ！大丈夫なのかよ！？」
彼女は彼女で心配していたようで、凄い勢いで聞いてくる。
「あぁ…えっと…ごめん…大丈夫。」
「いやなんで謝んだよ！そこはフツーに感謝しろよ！…まぁ、大丈夫ならよかったけど…」
「ごめ…ありがとう。心配かけちゃったね。それと…クリスも…」
「あぁ…まぁ、その用事はオレだけで終わらしてきたよ。…クリス、次はなんか無い限り来いよ。」
「了解。」
「じゃあ、私はもう帰っておくね。あ、ゼリー、ありがとう！クリスも、スージィも、また明日！」
「おう、また明日な！」
「またね。」
多分、あの二人がいなかったら、私は人間に生まれてきたことを後悔してたかもしれない。でも、今は思う。私は、人間でよかったと。
もちろん、お腹は痛いし、やなことたくさんあるけど、でも、やっぱり、人間で良かった。
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椛(プロフ) - うわあああああ更新ど忘れしてツイッターで延々と妄想を垂れ流す日々を送っていましたごめんなさい (2月4日 15時) (
レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - オンブルさん» ほんとにごめんなさい。変換ミスきもすぎ。親指恨みます。ほんとにありがとうございます。 (1月7日 23時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
オンブル(プロフ) - 椛さん» いえいえ、あとそのあとクリスが夢主を呼び止める時もミツノになってますね…すみません、今気づきました！ (1月7日 23時) (レス) @page15 id: 8c99440ad0 (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - オンブルさん» バカ恥ずかしいです。修正してきました。ありがとうございます。全世界に醜態をさらすところでした。 (1月7日 16時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - オンブルさん» ほんとだ、自分で見てる時の名前です。変換ミスしましたごめんなさい。 (1月7日 16時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椛 | 作成日時：2023年12月17日 23時
