【deltarune】クリスｻﾏで短編集

10　好物を作らせてください。金なら払います。(気分転換) ページ20

初めて彼を見た時から多分私の天命は決まっていた。

　…いや、ただの一目惚れですが。

　まぁ、私はクリスｻﾏに惚れてからというもの、クリスｻﾏに尽くすことが私の幸せに変わってしまった。
　そして、クリスｻﾏがチョコレートが好きだという情報をゲッツ!!したので(ちょっとカッコつけました。えへへ。)、チョコ系のお菓子を作ろうとしてる。いや、普通にチョコレート渡せよ。って感じになるかもしれないけど、チョコレートならコンビニで買える。けど、チョコタルトだとか、チョコフォンデュなんかはコンビニには売っていないでしょ？(小さい一切れならあるかもだけどね！)
　とまぁ、今は図書館からスイーツレシピ集を借りて読んでる…けど、(バードリーにはこんどかんしゃく玉を投げつけてやる！)今のところいい感じなのは、［チョコタルト、オランジェット、チョコチップクッキー、チョコブラウニー、チョコカップケーキ］くらいかな？(ほんとはもっとあるけど、なになのか伝わるほうがいいかなって思ったからこのくらい！)
　……普通に自分が食べたくなってきちゃった…
　チョコチップクッキーに決めた！
　明日あたりにでも買い出しに行って材料を揃えちゃおう。
　型は手づくりしちゃおうかな？ナッツとか入れちゃおっかな？今から凄く楽しみ！

◆◇◆◇◆◇◆◇◆

　最近、クラスメイトのAがなんだかソワソワしている。料理本らしきものを眺めてはニヤニヤして、一人で百面相をしだす。正直言って凄く気になる。ので、覗きに行くことにした。
　Aがいない隙に、ページを覗き見してちょっと驚いた。色んな色の付箋が貼られてあって、どのページもチョコレートに関連するお菓子ばっかり。急にどうしたんだろうか。前までそんなにチョコレート好きには見えなかったが…
まさか、目覚めてしまった…！？果てしないチョコレートの沼に…ハマってしまったのか…そういうことか。
　こんど、おいしいチョコレートの選び方を伝授してあげることにした。仲間ができて、じつに喜ばしい。
　チョコレートが好きな奴に悪い奴はいない。じぶんがその代表例だ。そしてAも悪い奴ではない。やはりチョコレートは偉大だ…。

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