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9 嫉妬されたい1-1 (続き) ページ18

初めて入ったクリスの家はなんだかあったかくて、いい匂いがする…少し落ち着かない。

「お、お邪魔します…」

「まぁ!A!クリスから話はよく聴いてるわ。いらっしゃい!ゆっくりしていってちょうだい!」

 トリエル先生、あ、今は先生じゃなくていいのかな?わからないけど、おばさんは暖かく出迎えてくれた。純粋に嬉しい。……何処まで知っているのかしら。

「では、おかまいなく…!」

 手の大きさの問題で握手はできないので、にっこり笑ったあと、高揚感といい匂いに浸りながらクリスのあとについて階段を登って、クリスの部屋に入る。
 部屋の両端にベッドが一つずつ。たぶんお兄さんの使っていたものだろう。

 クリスは右側のベッドにぽすっと座ると、左隣を手でポンポン叩く。座れということだろうか。
 取りあえず座って見ると、これでいいらしい。
そのまま肩を抱き寄せられた。これは私に何を求めているのか。ふわふわ…ただでさえクリスの家にいると言う事実だけでもう心臓が爆発しそうなくらいドキドキしてるのに触られちゃった…いい匂いがする。クリス自身の、柔軟剤の、それからりんごの匂い。もうバクハツしちゃいそう。こういうのを幸せとか、極楽浄土って呼ぶんだと思う。

「……A。」

 名前を呼ばれてしまった…やっぱり好きだ…

「なぁに?」

「Aは、バードリーが好きなの?」

「…え?」

 どうしてそうなるかな。私はこんなにクリスが好きで好きでたまらないから付き合ってるのに。どうしてこのいい匂いのふわふわの尊しお方はそのような事を考えてしまったのだろうか。私に非があるなら直しますのでお教え願いたい。

「なんで?」

「…だって、A、背中にバードリーの羽付いてたし、普通は、付かないって…思って…」

 はーん。なるほど。嫉妬なさったのですか。そんなところも愛おしい。好きです…ありがとうございます…

「あれは、朝ぶつかった時に付いたんだと思う…から…そんな、誤解されちゃ、困るな…」

 誤解しないで欲しい。私はアルフィー先生並みにオタクをやっているんですよ。クリス専門の。

「ごめん…」

「わ、私は!その…クリスのこと…す、好き…だから…えっと…好きだよ!大好き!愛してる!」

 ええい、もうどうにでもなってしまえ。
私は勢いで抱きついた。いい匂いするな…

「…!僕も、Aの事、愛してる…!」

 そう言って抱き返された。
 あれ、私、とんでもないことやった気がする。

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(プロフ) - うわあああああ更新ど忘れしてツイッターで延々と妄想を垂れ流す日々を送っていましたごめんなさい (2月4日 15時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - オンブルさん» ほんとにごめんなさい。変換ミスきもすぎ。親指恨みます。ほんとにありがとうございます。 (1月7日 23時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
オンブル(プロフ) - 椛さん» いえいえ、あとそのあとクリスが夢主を呼び止める時もミツノになってますね…すみません、今気づきました! (1月7日 23時) (レス) @page15 id: 8c99440ad0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - オンブルさん» バカ恥ずかしいです。修正してきました。ありがとうございます。全世界に醜態をさらすところでした。 (1月7日 16時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - オンブルさん» ほんとだ、自分で見てる時の名前です。変換ミスしましたごめんなさい。 (1月7日 16時) (レス) id: 3e2118f313 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年12月17日 23時

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