【deltarune】クリスｻﾏで短編集

6　闇の世界！！うおおお！！（続きです。） ページ11

「びっくりしたよ…だけど、ちゃんとクリスだった。」

「へぇ…いいなぁ…」

「じゃあ私、スージィの部屋行ってくる！」

「いってらっしゃーい！」

　ところで、行ったところでなにをしようってんだ。夢だから襲っても許されると思っているのか？まさかノエル、彼女ともうそんな関係に…！？

「一人で百面相してるところ悪いんだけど…」

　申し訳なさそうにラルセイが出てきた。ありがとう。君のお陰で妄想の世界から戻ってこれた。

「クリスの部屋はこっちだよ！青いほうね！」

「う、うん！！」

「じゃあボクはケーキを焼いてくるから！後で部屋に持っていくから一緒に食べてね！」

「ありがとう！」

　なんだこのユルフワなかわいい生き物は。イイコが過ぎて無いか？眼福だ…

［ｶﾞﾁｬ］

「お、お邪魔します…？」

「………A…？」

　あ…やばい。クリスだ。あのクリス様だ。本物じゃんえっ格好いいが過ぎる。眼福眼福。鎧？マント？手袋？格好良すぎないかこれはいつものどこか抜けた感じの雰囲気どこ行ったんですか。ほんのたまにだけ見せるキリッとして格好良い雰囲気が常時続いてる状態じゃないですか。最高にいい匂いする。この部屋の空気瓶に詰めて販売して欲しい。全部買い占める。こんな素晴らしいお宝が私とほんの数メートル離れたベッドに腰掛けてるんですよ。ちょっとだらしないし。私逮捕されるかもしれない。好きだ…全然想像つかなかったけど青いクリスも良い…全然良い…寧ろ好きだ…脳内で百回は結婚した。そして尊いあまり五千回は逝去した。

「A、だよね…？」

「アッハイその通りでございます。」

　もしかしてこれ私がクリスのこと知らないと思われているかもしれない。

「……僕のこと、わかる？」

　ビンゴ。

「あ、うん…クリス…だよね？」

「わかってたんだ…ならよかった…」

「ラルセイから聞いてはいたんだけどね、ちょっとびっくりしちゃって。」

「ラルセイにここを教えてもらったの？」

「うん。そう。アルフィー先生に雑用を頼まれて、ノエルもいないから私一人で物置きに入る事になって…気がついたら知らない場所で、ラルセイに助けてもらって、ノエルもここにいて」

「ストップ。」
　私が事の顛末を話していると、急に制止がかけられた。

「え？」

「ここに、Aだけじゃなくて、ノエルも居るって？」

「！うん、今はスージィの部屋に」

「今すぐスージィの部屋に行こう」

「え？あ、うん。わかった…？」

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