僕の気持ち�◆�KHSaid‐ ページ25
「ヌナ…ヌナの事が好きです。」
僕の言葉と同時に僕と視線が合った
でもすぐ、とまどってる表情に変わったヌナ
でも、もう気持ちを話す事を止められない僕は続けた
「同じ時間を共有するようになって、ヌナの事が頭から離れなくなった。」
「ぎゅっｔ」
「そのまま聞いて！お願い」
僕の言葉を制しようとしたヌナを制して
僕の想いを伝えた
ヌナの視線の先の大事な人の事にも触れた
驚いたのと同時にうろたえるヌナ
そういうヌナのコロコロ変わる表情が大好きだ
「でも、どうしても僕の気持ちだけは知ってほしくて、ヌナの気持ちはわかってるから。今日で僕
の気持ちも終わりにする。だって、ヌナも大好きだけど、やっぱり僕の一番はヒョンですから！」
そう言って僕はここ一番って笑顔でヌナをみた
でも、その視線は一瞬交わったけど
また海に視線を戻したヌナ
そのヌナから発せられた言葉
「…ごめんなさい。何も知らないでぎゅったんに辛い思いさせたよね？」
僕が一方的に自分の気持ちを伝えただけなのに
こんな時でも僕の気持ちをくんでくれるヌナ
その頬に光る涙
思わず僕の腕はヌナに伸びて
ヌナを抱きしめていた
「泣かないで…これからも笑顔でいてください！これは失恋じゃないですからね！新たな一歩を踏
み出すために必要だったんです！」
「ヌナを好きになって良かったです！ヌナは危なっかしいのでこれからも仕方なく見守ってあげま
すね！」
ヌナを抱きしめる腕に少し力をいれた
「ありがとう！気持ちを伝えてくれて…想ってくれてありがとう。」
僕に抱きしめられながら
涙声のヌナ
今日…この瞬間だけは僕だけのヌナ
それももうすぐ手放さなければいけない
でも、僕の気持ちはすっきりしていた
「ヌナはこれから幸せになる人ですから…僕はそれを弟として一番近くで見守ります。もし、ヌナ
を泣かせる奴が居たら僕が許しません！懲らしめてやります！」
「ほら、泣かないで！」
腕の中から解放して
泣き顔のヌナを覗き込む
「うん！護衛はぎゅったんに任せるね！」
目を赤くしながらヌナは僕の大好きな笑顔をくれた
ヒョンに泣かせれたら僕が一番にヌナの味方になります
これからもヌナは大好きなヌナに変わりはない
ヌナとヒョンの幸せを一番近くで見守る
これでいいんだ
これが僕が選んだ答え
ヌナ！誰よりも一番に幸せになってください
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作者名：ゆう | 作成日時：2015年11月25日 23時
