クリスマスデート�� ページ22
「お待たせしました！！」
ハルとヒョクくん、ウクちゃんを送りだしてから
急いで準備した
そしてリビングで待っていたぎゅったんに声をかけた
「じゃあ、いきましょうか。」
先を行くぎゅったんに続いて家をでた
地下の駐車場でいつもの指定席につく
「出発しますよ！」
「はい！よろしくお願いします！」
ぎゅったんが運転する車は見慣れた景色をどんどん離れていく
「町はずれにできたカフェが美味しいってチャンミンが言ってたから、そこでまずランチにしませ
んか？」
「うん！今日はぎゅったんにお任せで！」
「わかりました！楽しみにしててください」
車中はぎゅったんの好きそうな曲がかかっていて、いつにもなく楽しそうなぎゅったん
最近のゲームの話とかメンバーの話とか
普段はなかなか二人で話す事ないから
こんなに饒舌に話すんだぁとか
色んな発見ができた
カフェについて
窓際の席に座る
今日のおすすめを二人で頼んで
ウクちゃんから送られてきた
遊園地ではしゃぐハルとヒョクくんの写真をみながら
笑ったり
ぎゅったんと居ると
時間が穏やかに過ぎていく
「そろそろ出ませんか？」
食後のコーヒーを飲み終わった頃
伝票を持って立ち上がるぎゅったん
「あっ！ここは私が…」
って言った瞬間遮られた言葉
「今日は僕にお任せって言ったじゃないですか」
柔らかく笑うぎゅったんに
私も笑顔になった
カフェを出て
ドライブしながら着いた先は
私の誕生日に連れてきてくれた海だった
「冬の海も空気が澄んでていいなぁ〜」
車を降りて海岸を歩く
この時期に人が居るわけもなく
波の音だけが心地よく響く
「少し肌寒いですね」
前に来た時にも防波堤に座って海をみた
また同じ場所にぎゅったんと並んで座っていた
「寒くても海はやっぱり好きだなぁ。また、連れてきてくれてありがとう」
「ヌナの…喜ぶ顔が見たかったんです」
私を見つめるぎゅったんの目が凄く優しくて
思わず視線をそらしてしまった
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作者名：ゆう | 作成日時：2015年11月25日 23時
