守るべき人‐DHsaid‐ ページ3
(あいつはAを連れてどこに向かうか…)
電話が繋がらない今
考える事はあいつの行きそうな所
Aだけを手に入れるか…
ハルも手に入れるか…
ハル…そうなると行くところはオンマの所だ
ハルをあそこにおいて置く訳には行かない！
「キュヒョン！？」
「なんですか急に？」
「チャンミン…ミノでもいい、今日どっちかオフじゃない？」
「確か…チャンミンがオフだった気がしますけど…でｍ」
キュヒョンの声がまだ続いてたけど
僕はチャンミンに電話をかけた
数回コールしたら
「ヒョン？どうしました？」
「突然ごめんね！訳はあとで話すからオンマの所から
ハルの事連れ出してくれないかな？
オンマには僕から連絡しておくから」
チャンミンは言わずともその訳が分かったようで
「わかりました。」
「よろしく頼むよ」
電話から耳を話すと
「あいつの次の狙いはハルってわけね…」
ヒョクが爪を噛みながらじっと前を見ている
「僕の憶測でしかないけど…。あいつが家の周りをウロウロしてるなら
ハルの存在を知ってるハズだから…。
ハルの存在を知られたらAはきっとあいつの言う事聞いちゃう気がする…。」
そして僕はまた携帯を耳に当てる
「もしもしオンマ？…うん。今からチャンミンがハルを迎えに行くから預けてくれる？…うん…も
うすぐそっちに着くから…うん、じゃあ」
オンマにはAの過去の事を話した
３人でテーブルに座ってお茶してる時
「オンマには話しておきたい事があるんです。」
そういってAが語りだした過去
オンマは泣いていた
Aも泣いていた
Aの手を握りしめながら
「良く一人で頑張ったわ！もう、大丈夫よ！オンマが守ってあげるからね！」
そんな二人を見ながら僕の頬も一筋の涙がつたった
だから、ハルをチャンミンに預けると言った瞬間に
オンマには伝わった
オンマは
「来るべき時が来たのね！ドンへしっかりするのよ！Aを守れるのはあなただけだから」
うん。Aを守るのはこの中の誰でもない僕でありたい…いや僕だ！
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作者名：ゆう | 作成日時：2015年11月25日 23時
