Will you marry me? 3 (ページ15)

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弟への告白①‐DHSaid‐ ページ15

クリスマスパーティが始まって各々が盛り上がってる

みんなでワイワイするクリスマスはいつぶりだろうか

(今年は彼女いないメンバーがほとんどだったし)

Aもハルもすごく楽しそうだったから

見ているこっちも楽しくなった

(しかし、Aのサンタさんコス…ヤバかったぁ)

部屋から出てきたAがすごく可愛くて

すぐには近づけなかった

今もその恰好で動き回ってるA

上の方のモノを取ろうとしてめっちゃ背伸びしてる

(うわっ！ダメだよ！見えちゃう！)

近づこうと思った瞬間

Aの背後にキュヒョンが立って

それを取ってあげていた

振り向きなが笑顔でキュヒョンを見つめるAに

胸が苦しくなった。

(明日の事、キュヒョンにもちゃんと言わなくちゃ)

弟の気持ちに気付いてしまった以上

抜け駆けするようなマネはしたくない

一人になったキュヒョンに近寄る

「キュヒョン、ちょっといい？」

「なんですか？」

不思議そうに僕をみるキュヒョンをベランダに呼ぶ

何から切り出そうか

不自然な沈黙の中

「…ヌナの…事ですか？」

僕より先にキュヒョンが口を開いた

「えっ…あっ、うん」

「ヒョンがヌナの事好きなのは…気づいてました。」

眼下に広がる景色をみつめながら

キュヒョンが話すのを少し驚きながら聞いた

「勝ち目のない試合に挑むのは僕らしくない。ましてや大好きなヒョンの好きな人です。でも、
ヒョンの気持ちに気付いた時にはもう…止められなかった。」

「キュヒョン…。」

キュヒョンから初めて聞いた想い

「ヒョン！明日、ヌナに告白します！」

「えっ？！」

まさかの告白にかなり動揺した

もし、キュヒョンの事をOKしたら？

僕の慌てぶりに気付いたのか

「ダメ…ですかね？」

って僕を見るキュヒョン

「あっ…いや、ダメじゃないよ！うん！」

「結果は言わなくても分かってるんですけど、やっぱり言葉で伝えたくて」

(結果は解ってる？どういう事？Aはキュヒョンと付き合うの？…。あ～っもうわからな
い！ヒョク～助けてぇ～)

空を見つめる僕の横で

「ヒョンに言わずに行くのはなんだか気が引けて…これで心置きなく行けます」

すっきりしたようなキュヒョンの横顔

僕も伝えなきゃない事があった…

その為にここに呼んだんだから