初めての恋が終わる時【テニプリ】

旅立ち〜初恋の終止符〜（初音ツバキ） ページ5

A「国光………」

私はまだあなたの面影を見ている
だからあの時の別れを覚えてるよ

A『国光……サヨナラありがとう………』

手塚『A………』

これが私たちの別れの時

手塚『いかないと……A』

A『うん………』

そんなコト分かってるよ

ギュッ

国光は私の冷たい手をにぎってくれた冬のせいでもあり国光との別れが悲しいせいでもある

やっぱり優しいんだね国光

ううんキミが優しいコトも何もかも分かってる

A『この手を離してよ……』

私は今までこんな別れが来るなら出会わなきゃ良かった！って思ってたのに……出会えて良かった

キミガスキ

この一言で良いのに言えない……

A『っ………』

やっぱり言わなきゃ！

A『あのね………』

言いかけた唇があなたの唇に触れる

国光との距離は０………

今だけは泣いて良いかな？

A『国光………！ヒック……くにっ……みつっ………』

もう言葉はいらないよね

私と国光のキモチが繋がったから

プルルルルルルルルルルル

ガタンガタンゴトン

あれから三年……短かった？かな

今はどんな手塚国光がいるかな？

私は夢を叶えたよ

だって叶える為に国光と離れたんだから

テレビの音『おぉ〜！！手塚選手決まりましたぁ〜！第三十九回全国シングルス大会優勝だぁぁぁぁ！』

A「え？」

国光………？

テレビの音『優勝した気分はどうですか？！』

手塚『昔の友人と約束していたので………A………』

A「私？！」

ビックリした……だけど………

二人の夢が叶ったんだね

キモチも繋がった……

これからの道を一緒に歩んで行こう………

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