もの寂しさ。 ページ7
オビワンが冷静に言いながら振り向くと、アナキンとオビワンを殺さんと迫っていたガンダークにアナキンとオビワンはAらの後ろに素早く引いた。
「入り口を閉じて！」
Aの指示に、レックスたちはすぐに対応して入り口の上のほうをブラスターで攻撃すると、医師を落としてすぐに洞窟の口を閉じた。
「ドゥークーを追いかけなきゃ。」
「あいつを逃がしたの？」
4人の中では恒例になりつつあるこの話の流れ。
言い合うアナキンとアソーカを見て、Aとオビワンは互いの顔を見て笑った。
「一か月ぶりの再会がこれ？」
「あぁそうだな。実に感動的だ。」
「そうね。感動的ね。」
今すぐにでも抱きしめあって口づけを交わしたい2人は、そんな気持ちを押しこめて話す。
お互いの嬉しさのこみあげた顔が、好きで好きで。次いつ会えるかわからない恋人の顔をその目に焼き付けた。
「マスター。何とか言ってください。」
ついにアソーカのがみがみに疲れたアナキンが、一緒にドゥークーを逃したオビワンに助けを求める。
「いやいや、見ているほうが楽しいよ。」
そう彼が答えたところでガンシップに乗り込んで、一行はヴァンコールを離れた。
アナキンの母船に戻ると、Aはすぐに自分の母船へ呼ばれる。
医療センターの防衛だ。ここ最近医療センターの近くに味方じゃないシグナルが出ているそうだ。
せっかく会えたのに、名残惜しくももうさようならだ。
クローン戦争序盤は、あまりひどくなかった分離主義勢力の強制拡大計画だが、今は次々に弱い星々を乗っ取っていく。
アナキンやオビワンと一緒に任務がしたいAだが、それは日を追うごとにかなわなくなっていた。
「マスター、また別任務なんですね。」
「そうね、また会えるさ。」
寂しそうにするアナキンに内心可愛さを覚えながらも、Aは帰還の準備をする。
最後にオビワンとハグしたかったが、その時間もなさそうだ。
「助かったA。」
「可愛いパダワンちゃんに迷惑かけないでよ〜マスター諸氏？」
しっかりと皮肉を言い残すと、ハンフリーの迎えに来たガンシップに乗り込む。
最後まで、オビワンと目を合わせてから飛び立つと、Aは急な寂しさに襲われた。
いつもそうなのだ。3人との安心感や楽しさが心地よくて、一人になるとこのような感情になってしまう。
「切り替えないとね。」
「将軍？」
Aまた、こうして、ローブを翻して飛び立ち、その様子をオビワンはずっと見守っていた。
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monika0419otome(プロフ) - 励みになれば幸いです。寒いじきが多いので体に気をつけて更新を楽しみして待っています (2020年11月11日 18時) (
レス) id: a6785adcd3 (このIDを非表示/違反報告)
こにしりおん(プロフ) - monika0419otomeさん» いつもコメントありがとうございます。とても励みになっています！！ (2020年10月24日 1時) (レス) id: b705799650 (このIDを非表示/違反報告)
monika0419otome - 楽しく読まてもらいました更新を楽しみにしています 体調無理のないように頑張って下さい (2020年10月15日 21時) (レス) id: 79369123f4 (このIDを非表示/違反報告)
小西 利音(プロフ) - クロセさん» わーーーん！こんな早くに見てくださってありがとうございます！！マジで泣きそうなくらい嬉しいです。まだまだ体調が安定しませんが、オビワン愛で乗り越えます！元気が出ました。コメントありがとうございました。 (2020年10月12日 4時) (レス) id: 0660aea05f (このIDを非表示/違反報告)
クロセ(プロフ) - 待ってました！！続きが見れて嬉しいです！続きも楽しみにしてますので、ご自愛くださいませ！ (2020年10月12日 4時) (レス) id: c80b4d78c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こにし りおん | 作成日時：2020年6月28日 2時
