長期任務。 ページ17
※少し時間軸が入れ替わります。
オビワンが旅立ってから1か月。
Aは意識を取り戻し、後遺症もなかったが念のため3か月の任務の制限を設けられた。
一か月眠っていたと聞いたときはさすがに驚いたものだ。
そこで、割り当てられた任務はというと…。
「私と一緒に、クローンの施設防衛と育成を6か月頼みたいの。」
「私がですか?」
ジェダイ評議会に囲まれ、頼まれた任務は6か月のカミーノ滞在任務であった。
私と一緒にと述べた人物はAの師匠、マスター・ティである。
Aは都合の悪すぎる任務に拒否したい気持ちを精いっぱい抑え、ホログラムで映し出されたティに返事をした。
「そう。いい復帰訓練にもなるでしょう。私が今から迎えに行くわ。」
「そんな、一人で向かえますよ。お手を煩わせるわけには…。」
「途中で体調に異変が出る可能性もあるわ。」
「…承知いたしました。マスターティ。」
話が終わると、評議員に礼をしてその場を去る。
評議室を出るとすぐに、大きなため息をついてしまった。
「うそでしょ…。」
そう。6か月も滞在するということは、6か月オビワンに会えない。通信できないということである。
以前は、スターデストロイヤー同士で通信していたので、会えなくても容易に通信はできた。
保護担当区域が隣だということもあって、会いに行くとも何かにつけて理由を生み出すので難しくはなかった。
しかし、今からAがいくのはカミーノ。
評議会への定例連絡や周囲の防衛ラインに居る船にしか連絡は取れない。
もし、オビワンに連絡を取ればすぐにばれてしまう。
いくら仲がいいからと言って、それは疑われる行為だった。
移動するまでの間に連絡を取ろうと思った矢先に、迎えに行くとティに言われてしまったので打つ手がなかった。
ぐるぐると考えている間に到着してしまった部屋。
帰ってくる頃にはまた埃だらけになっているだろう。
Aは、いつものスターデストロイヤーに持ち込む荷物に、ドレスの服と、いつものズボンの服を入れる。
そして、久しぶりにもう一着のドレスローブに着替えると、すぐに部屋を出て迎えに来たティの船に乗り込み、コルサントを去った。
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monika0419otome(プロフ) - 励みになれば幸いです。寒いじきが多いので体に気をつけて更新を楽しみして待っています (2020年11月11日 18時) (レス) id: a6785adcd3 (このIDを非表示/違反報告)
こにしりおん(プロフ) - monika0419otomeさん» いつもコメントありがとうございます。とても励みになっています!! (2020年10月24日 1時) (レス) id: b705799650 (このIDを非表示/違反報告)
monika0419otome - 楽しく読まてもらいました更新を楽しみにしています 体調無理のないように頑張って下さい (2020年10月15日 21時) (レス) id: 79369123f4 (このIDを非表示/違反報告)
小西 利音(プロフ) - クロセさん» わーーーん!こんな早くに見てくださってありがとうございます!!マジで泣きそうなくらい嬉しいです。まだまだ体調が安定しませんが、オビワン愛で乗り越えます!元気が出ました。コメントありがとうございました。 (2020年10月12日 4時) (レス) id: 0660aea05f (このIDを非表示/違反報告)
クロセ(プロフ) - 待ってました!!続きが見れて嬉しいです!続きも楽しみにしてますので、ご自愛くださいませ! (2020年10月12日 4時) (レス) id: c80b4d78c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こにし りおん | 作成日時:2020年6月28日 2時