重岡大毅、君にデレ期。

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〆．



「A、飯作ったからおいで！」



普段はササッと作って雑に済ませるけど、せっかくAが来てくれたし、ふわとろオムライス作ってん！



Aは少し目を丸くした。



ダイニングテーブルに二人分の食事を並べる。



俺が先に椅子に座ったから、Aも向かい側の椅子に座る



………と思いきや、その椅子の隣辺り。つまり、床に静かに正座した。



「え、？」



「？」



俺がびっくりして凝視してもうたんが、むしろAにとっては不思議やったらしい。



「………な、に？」



まるで、それが当然であるかのように。



「いや、一緒に食お？」



「ううん、大丈夫。お腹空いてないから」



「……………お腹、鳴ってるけど？」



「っ、ごめんなさい……！」



ただでさえ小さな体が、さらに縮こまったよう。



「責めてへんよ、じゃあお願いする。俺、一人で食うん寂しいから、一緒に食べてくれへん？」



な？とAのもとにしゃがみこんだ。



「…………うん、」



恐る恐る顔を上げて、俺の機嫌を確認しているらしい。



ようやく椅子に座ったAは、俺がそうしてから、スプーンを持ち上げた。



「いただきます」



「………いただきます」



オムライスをひとすくいし、口に運ぶ。



「…………………！」



目を輝かせ、



「美味しい……！」



そう笑うから、俺までつられて笑顔になる。



「やろ？料理男子やねんな〜、俺！」



やっぱり無邪気な笑顔は変わらなくて、たまらなく可愛くて、愛しさがこみあげた。



〆．

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