検索窓
今日:63 hit、昨日:28 hit、合計:398,536 hit

4 ページ36

〆.



私をAと呼ぶのは大毅だけ。



彼はどうやって私の名前を知ったのだろう。



学校ではルナだし、



この地に私たちを知る人はいないはずだったのに。



いつか自分すらルナだと思い込んだ時、



"A"は完全にこの世から消えるはずだったのに。



「ルナちゃん!」



「……あ、小瀧くん」



「今日の日直ルナちゃんやろ?ちょっと手伝って〜!」



ルナちゃん。



…………お姉ちゃんの名前を呼ぶ人たちは、みんななんだか幸せそうだった。



私より人気で友達も多くて、憧れの存在で。



お姉ちゃんみたいになりたいと思ってたんだっけ……。



「うん、もちろん。何かな」



「これ、隣のクラスに運ぶんやけど〜」



先生の使う教材か。



重いものは小瀧くんが、



軽いけどかさばるものは私が。



「失礼しま〜っす」



隣のクラスなんて始めて来る。



別クラスの人間という珍しい来客に、少し注目を浴びる。



「教卓置いとけばええやんな?」



「多分」



教卓に荷物を乗せていると、



一人の男子生徒が興味深げに近づいてきた。



「よぉ、小瀧!と、」



「あ、小瀧くんのお友達か。小瀧くんのクラスメートの神谷ルナです」



ぺこ、と頭を下げる。



「…………しげおかだいきです」



しげおかくん。の、目があまりにも悲しそうで驚いた。



しげおか、だいき………?



偶然だよね、?



漢字違うかもだし。



ストーカーさんは大毅、だっけ。



「じゃあこれで」



「あ!待ってルナちゃん!俺らクラスメートやなくて友達ちゃうの!?」



「……………………………」



その日届いた手紙には、



しげおかくんのクラスで私と小瀧くんが話してる写真が同封されていた。



「いや、これ撮ったのしげおかくん確定では?角度的に」



〆.

5→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (423 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1365人がお気に入り
設定タグ:ジャニーズWEST , 重岡大毅   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふーか。(プロフ) - ほんまですか。ありがとうございましす!! (2020年4月17日 13時) (レス) id: 2aef7cd3bd (このIDを非表示/違反報告)
はゆな(プロフ) - ふーか。さん» コメントありがとうございます!まさかそんなリクエストを頂けるとは……感激です。提案していただいた中のいくつかは長編も考えられそうなので、検討させて頂きます! (2020年4月17日 1時) (レス) id: 0477dc60f8 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - とても良かったです。 わがまま言っていいですか?「時が止まった」、「重岡大毅の好きな人」、「政略結婚する話」、「ストーキングラブ」、「キスマークをつけたのは誰だ」、「相合い傘」、「ジュース」を長編にしてください。わがままですいません。お願いします。 (2020年4月15日 14時) (レス) id: 2aef7cd3bd (このIDを非表示/違反報告)
来夢 - シンプルにルナって自分のお姉ちゃんの名前だったからびっくりしました笑 (2019年11月4日 23時) (レス) id: 7e43efbf14 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はゆな | 作成日時:2019年10月4日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。