重岡大毅、君にデレ期。

4 ページ4

〆．



とりあえず家から出て、駅に向かう。



ショッピングモールに行くのもいいけど……何買うかにもよるな。



「何のおそろいが欲しいですか？」



「とりあえずアクセサリー……」



彼がそれを付けているところ、一度も見たことないけれど。



「あ、それなら水族館行きません？イルカとかクリオネのネックレスがあれば欲しいです」



「………わかった」



財布を確認しないあたり、相当額持ってきてるんだろう。



ガタンゴトン揺られ、近くの水族館へ。



目的はおそろいの何かなんだけど、やっぱり水族館ってデートの定番。



からかうつもりで、繋いだ手の指を絡めてみた。



「デートですね」



「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………」



悶えてる。



「あ、写真撮りませんか？良ければ、ですけど」



「……撮るわ。SNSのアイコンとかにしとけばええやろ」



水槽の前でパシャリ。ふれあいコーナーでもパシャリ。



ちょっと休憩しているところもパシャリ。



私単体もパシャリ。それは違うくない？



まあいいか、満足そうだし。



そしていよいよグッズ売り場。



「わあ、ぬいぐるみ！」



ペンギンやアザラシのぬいぐるみに心奪われ、



つい触っちゃう。



その様子を大毅くんはじっと見ていた。



〆．

5→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す