Episode 18 ページ21
気まずい雰囲気が私と赤井さんの間に漂う。
やっぱり不幸話なんてするもんじゃない。
まるで同情してくれと言っているようで…これだから嫌なのだ。
赤井さんも何か言ってくれないと、本当に気まずい。
「…すまなかった。」
『…何に対しての謝罪なのかわかりませんけど、その謝罪受け取りませんからね。』
「…怒っているのか?」
『あー…そうじゃなくてですね!
倒れたことは私の伝達不足ですし、この話も私がしようと思ったからしたんです。
無理強いされたわけでもないですし…赤井さんが謝る必要はどこにもありません。』
「ありがとうな…」
『え?』
「進んで話したい話題ではなかったのは確かだろう。礼を言う。」
『い、いえ…』
この話をしてお礼を言われたのなんて初めてだ。
赤井さんってやっぱり少し変わってる。
「だが…そんな体力でFBIに入る時のテストに引っかからなかったのか?」
そう、FBI捜査官になるためにはある程度の条件を満たす必要がある。
その条件の1つに、体力テストに合格していることというのがあるのだ。
まあ、私の体力で合格するわけもなく…
『引っかかりました…。』
「…特別な手段を用いて不法に昇進したわけではないと言っていたよな?」
『はい。それは断言できます。』
不法、ではない…。
異例とでも言えばいいのかなぁ…また不幸話になっちゃうけど、きちんと説明しないとダメだよね。
『自分で言うのもおかしな話かもしれませんが、私は体力の無さを差し引いてでも、捜査官にしたい人材だったってことです。』
「説明、願えるか?」
『はい…。私が地下に軟禁されたのも、孤児院に入れられたのも、異例な形でFBIに入ったのも、すべては私の持つ
この能力さえなければ、きっと…私は普通の人生を送っていた。
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あいか(プロフ) - はじめまして、あいかともうします!この小説の続きが気になるので早めの更新頑張ってください!! (2017年7月30日 16時) (レス) id: 70607cf5f4 (このIDを非表示/違反報告)
のんたん(プロフ) - ゆらさん» コメントありがとうございます!頑張って更新します! (2017年6月8日 19時) (レス) id: 8bc9afdc49 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら - すごく面白いです!続き楽しみにしてます♪ (2017年6月8日 12時) (レス) id: 536a82edec (このIDを非表示/違反報告)
のんたん(プロフ) - 紅蓮さん» ありがとうございます!コメントいただけるだけで執筆に俄然やる気が出ます!!頑張ります!! (2017年3月7日 0時) (レス) id: cf32376341 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - 続き楽しみに待ってますm(。≧Д≦。)m (2017年3月7日 0時) (レス) id: 219aa5a094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のんたん | 作者ホームページ:
作成日時:2017年2月19日 11時