Chess piece【名探偵コナン】

Episode 7 ページ10

とうとうやってきた潜入開始の日。



まずは下っ端として潜入して上を目指すんだけど、赤井さんが組織の人間と接触してそこから親しくなって入れてしまった…

これでいいのか黒の組織！



「フォスター…俺とお前の設定は忘れていないだろうな。」


『勿論ですよ。…兄妹ですよね。』


「ああ。」


…いやおかしいでしょ！
なんで兄妹！？

もっと他に何かあったでしょうに…！




無理しかないよ…



おかしな設定に早くも私は不機嫌モードだ。


『兄妹にする必要性ありしました？』


「兄妹であれば多少2人だけで行動していても疑われる事がない。」


『じゃあ…私のこの黒髪のウィッグの意味は？別に髪の色が違ったって異母兄妹とかで説明すればよくないですか？』



そう！私が気に食わないのはこの髪！

なんでわざわざ黒髪なんかに！
今の私は普段の腰まである銀髪ではなく、黒髪ストレートのボブヘアー。


とても気に食わない！！！



「異母兄妹といえば、それだけで怪しまれる可能性がある。

それに、お前の銀髪はそれだけで目立つからな。」



理不尽！！！


まあ染めるのだけは全力で拒否したけどね！



『まあ…もうどうしようもないですしいいですけど…あ！ここでの私の名前は未來ですからね！間違ってもフォスターなんて呼ばないでくださいよ！』


「わかっている。」


まあ…なんとかするしかないよね…



『それより……なぜ私たちは空港に？』


「…組織の主な活動拠点が日本だからに決まっているだろう？」




聞 い て な い




『赤井さん！また私にわざと伝えませんでしたね！』


「今は諸星大だが？」


『あー！もう！めんどくさい！』


なんやかんや言いながら、私たちは日本に向かって飛び立ちました。



適当？知らないね！



え？日本語はどうするのかって？


機内で覚えましたよ！任務に対する私の記憶力舐めんな！バーカ！

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