case.4 ページ5
その扉の先にあったのは、懐かしい応接室と、警察学校の制服を着た5人の男の子たち。
各々、だるそうにソファに座って談笑していたけれど、私たちに気づくや否や、ばっと立ち上がって一列に並んだ。
｢鬼塚教官！お話とは一体何でしょうか？｣
その1人、太眉で1番背の高い男の子がそう言う。
鬼塚教官は頷いて、私を前に促した。
｢きさまらは、入校して少ししか経っていないのにも関わらず問題が絶えん。前回の件もそうだ。｣
そこまで言って教官は、5人から目を逸らす。
あれ、なんか男の子たちからシラっとした目を向けられてませんか教官？
｢そこでだ、きさまら5人には、特別指導役をつけることにした！｣
｢｢｢｢｢はぁぁぁぁぁ！？｣｣｣｣｣
…ん？
この反応、そして鬼塚教官の言葉、それらを踏まえて考えるに、この5人には今発表したってこと？？
『お、鬼塚教官、伝えてなかったんですか？』
｢今伝えることに何か問題でもあるのか｣
｢大アリだ！つか俺らに特別指導なんていらねーだろ！！｣
天パの男の子が教官に詰め寄る。
私はといえば、鬼塚教官にそんな言葉遣いをする人がいるなんて、と驚いて開いた口が塞がらない。
｢1番問題を起こすお前が何を言うか！｣
｢まぁまぁ鬼塚教官、落ち着いてくださいよ。｣
｢松田も、な？｣
"松田"と呼ばれた天パの男の子は、鬼塚教官を睨みながら、舌打ちをして引き下がった。
｢こいつが、お前らの特別指導役だ｣
鬼塚教官はそんな彼に見向きもせず、また私を前に促す。
『柳Aです、よろしくお願いします』
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ゆう(プロフ) - 警察学校組かっこよくて主人公ちゃんも素敵でキュンキュンしました。更新楽しみにしてます！ (2022年10月10日 9時) (
レス) @page15 id: d56bd6cb16 (このIDを非表示/違反報告)
ハキ - 主人公こんな感じでは無いでしょうか？書いて見ました。 (2022年10月5日 19時) (レス) id: e7766cc2a3 (このIDを非表示/違反報告)
ハキ - https://picrew.me/shareImg/org/202210/1649970_h8CiFBOK.png (2022年10月5日 19時) (レス) id: e7766cc2a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラピスラズリ | 作成日時：2022年9月24日 23時
