case.14 ページ15
『うわ、危ない、寝坊寸前…』
朝、ここは久々の私の家。
今日は松田くんと出かける日なんだ、って思ったら楽しみで全然寝られなかった。
危うく寝坊寸前で飛び起きる。
『ん、着替えなきゃ』
久々に帰ってきた家は少しばかりホコリがたまっていた。
昨日の間に軽く掃除はしたけど、大切に育ててたサボテンが萎れかけていたのを見たときはさすがに肝が冷えた。
『よし、天気もいいなぁ』
今日は仕事と違って私服、それは松田くんも同じだろうけど。
ダメージジーンズに白いTシャツ、その上からピンクのシースルーシャツをかければちょっとオシャレ。
家を出てすぐ目に入った青空に気分を高めながら、私は待ち合わせ場所まで急いだ。
『あ、松田くん!』
松田くんは、既に待ち合わせ場所に着いていた。
ジーンズに白Tシャツ、黒のジャケットという、なんとも男の子っぽい服装。
スタイルと顔がいいと何でも似合っちゃうんだから、ずるいよねぇ。
「………は?」
え、いや待って待って?
なんか松田くん私見て固まっちゃったんだけどどうしよう。
オマケに低い声で「は?」とか言われちゃったよ?
どうしよう、そんなに格好変だった?
松田くんとは2歳差だけど、2年の間にファッションの流行りとか変わってたり…?
『ま、松田くん?ごめんね、変だったかな?』
その言葉に松田くんはハッとしたように、
「いや、似合っ、てんじゃねーの…」
…褒められた!?
え、ダメだった訳じゃないの?
と、私がプチパニックを起こしていると。
「あ?」
今度こそ松田くんが、明らかに敵意丸出しの声を発した。
でも目線の先は私じゃない、私の、もっと向こうの…
「んでここに、
萩原がいンだよ!?」
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ゆう(プロフ) - 警察学校組かっこよくて主人公ちゃんも素敵でキュンキュンしました。更新楽しみにしてます! (2022年10月10日 9時) (レス) @page15 id: d56bd6cb16 (このIDを非表示/違反報告)
ハキ - 主人公こんな感じでは無いでしょうか?書いて見ました。 (2022年10月5日 19時) (レス) id: e7766cc2a3 (このIDを非表示/違反報告)
ハキ - https://picrew.me/shareImg/org/202210/1649970_h8CiFBOK.png (2022年10月5日 19時) (レス) id: e7766cc2a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラピスラズリ | 作成日時:2022年9月24日 23時