case.12 ページ13
｢んで、俺らが集められたっつー訳か｣
『そういうことだね』
ここは、応接室。
あの後鬼塚教官によって集められた5人は、ソファに座って私と向き合っていた。
｢特別指導よろしくね、Aちゃん♡｣
そう、そこなんだ、問題は。
正直、私は今回の件に関して彼らに非はないと思っている。
いや、他の学生も巻き込んだのはダメ、だったのかな。
でもきっとその時、彼らには彼らなりの考えがあったんだと思うな。
だからこそ、他に拘束されていたという一般客も全員無傷で助かったんだ。
つまり彼らがした行動は正しかったってこと。
なのに何を指導することがあるの？
『今回の件に関して、私からは何も言わないよ』
｢え｣
『ていうか、コンビニ強盗に巻き込まれたのに即座に対応してすごいね、一般客も無事だったんでしょ？』
｢まぁ、それはそうなんだが、その…｣
伊達くん含め、みんな呆気に取られた様な顔で固まっている。
『…私がその場にいたら、きっとみんなと同じ行動をしたはず。
自分たちのその後より、その場の一般客の無事を優先したんだから、君たちには全員、もう立派な警察官としての志が宿ってるよ』
そう言って微笑んでみれば、5人は軽く吹き出して、噛んで含むように微笑み返してくれた。
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ゆう(プロフ) - 警察学校組かっこよくて主人公ちゃんも素敵でキュンキュンしました。更新楽しみにしてます！ (2022年10月10日 9時) (
レス) @page15 id: d56bd6cb16 (このIDを非表示/違反報告)
ハキ - 主人公こんな感じでは無いでしょうか？書いて見ました。 (2022年10月5日 19時) (レス) id: e7766cc2a3 (このIDを非表示/違反報告)
ハキ - https://picrew.me/shareImg/org/202210/1649970_h8CiFBOK.png (2022年10月5日 19時) (レス) id: e7766cc2a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラピスラズリ | 作成日時：2022年9月24日 23時
