マフィアの幹部は米花町の住人

6話 ページ7

安室side

彼女が店に電話をしながら入ってきた時は普通に綺麗だと思ったが

『こんなんだから鼠が増えるんだよ...(ﾎﾞｿｯ』
「何が増えるんですか？」
『っ！嗚呼...鼠ですよ...知り合いの家に鼠が多く出て来てしまってどう対処しようかと思いましてね』

鼠？

「鼠ですか...それは大変ですね」
『えぇ...一軒家なので余計に大変で』

一軒家とは言え鼠は早々いないまさか...な
俺は色々聞こうとしたがお客さんに呼ばれたので一旦離れることにした
コナンくんの元に戻ると

コナン「何を話していたの？」
透「鼠がどうのって」
コナン「鼠？」
透「あぁ、だけど...動物の鼠では無いことは確かだよ」
コナン「てことは...」
透「あぁ...」
コナン「組織とかに潜入しているスパイ...？」
透「恐らくな」
コナン「...」

コナンくんは少し考えると行ってくる！と言って彼女のとこに行ってしまった

組織では彼女のような人は見た事ないから組織の人間では無さそうだなと俺は考えるのをやめた

そのあとは仕事をしながら彼女達のことを見ていたが何やら楽しそうに話していたので気にしないことにした

暫くして蘭さん達が店に来てさらに話が盛り上がっていた

彼女はとても楽しそうだ
彼女が黒なんて思っていた自分が馬鹿らしく思う

暫くして彼女は用事があるとかで会計をする時にふと見ると蘭さん達の伝票も持っていた

透「これ...」
『秘密ですよ？』

伝票のことを聞くと彼女は人差し指を口に立たせながらウィンクをした
そして彼女はお金を払い店を後にした

あの時素直に綺麗だと思った

コナン「安室さん？どうしたの？顔赤いよ？」
透「っ！な、なんでもないよ」

どうやら俺は顔が赤くなってしまっていたらしい
何たる失態...

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