【ヒロアカ】ウチの担任がカッコ良すぎる！！ (ページ1)

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ウチの担任がカッコ良すぎる！！ページ1

「それではコレより、1A会議を始めるぞ！
諸君、準備はいいか！」
「イエス、学級委員長！準備万端だぜ！」

放課後…1Aの教室では、こっそりとある密会が開かれていた。
その名も「1A会議」。
頻繁に行われているクラスメイト全員強制参加の会議である。

「今回の司会は芦戸君だ！頼んだぞ！」
「はーい、はいはい、任せてよ！」

はいは伸ばさないんだぞ！芦戸君！と飯田が突っ込むが御構い無しである。

えへん、と胸を張ってピンクの髪を揺らす。
キラキラと光る目は、彼女が女子メンバーの中で最も活発なのだと証明していた。

「こほん、いいかね皆。
今回この芦戸が出す議題は………コレだ！」

バン！と大きな音を立ててノートを机の上に置く。
その音に、無理矢理参加させられているかっちゃんこと、爆豪勝己は「うるせぇ！」と怒鳴った。

どう聞いても爆豪のほうが声はうるさいのだが、そんなことはさておき。
本日の議題ー……

《先生の中で1番憧れているのは？》

である。

「おー…なんか、芦戸にしては珍しくフツーの質問だな」

そう言ったのは芦戸と補修チームである上鳴である。
どういう意味！とちょっと怒られてしまっている。

「じゃあー…まずは、青山からね！はいどーぞ！」

キラッキラッと無駄に辺りを光らせる青山。
フッと鼻で笑った。

「愚問だねっ…！どの先生にも負けない魅力を持つ男がここにー…」
「ちなみに自分、とか回答拒否をした場合はやおももが出した刀で斬りつけます」
「相澤先生かなっ！！！」

ソレもう脅しだよね、と芦戸のもつ刀を見ながら思いにふける主人公、出久であった。

「うんじゃあ次、私ね！」
司会をしていた芦戸の番だ。

「私も相澤先生かなー。勉強よく見てくれるし。上鳴もじゃない？」
「あー…うん。俺もやっぱ相澤先生かな。いつもありがとうございます！って感じ」

2人とも何の躊躇なくすぐに答える。
ぶっちゃけ、ここにいる殆どが相澤先生、と答えそうな予感がした。出久ではなく、全員が。

「ハイ次、梅雨ちゃん！」
1Aみんなのアイドル(本人自覚なし)は、思うところがあるのか、人差し指を口に当てる彼女特有のポーズをしていた。

「ケロ…そうね。私も相澤先生だわ」
「梅雨ちゃんはUSJで助けてもらっとるしね～」

麗日の言葉にみんなの納得するが、「そうじゃないの」と彼女は呟いた。