救出 １７話 ページ47
ー伊達sideー
直感的に感じた嫌な予感。
学校を卒業した後、連絡の取れなくなった同期が3人。
どこかで元気にやっているだろう、アイツらの事だからきっと上にいるだろう。
アイツらの正義感は並の警察官の比じゃない。
だからどこかで警察は続けているだろうと思っていた。
そんな時にみたその封筒の中身は、よく覚えている。
そして、なんとなくその意味を悟ったんだ。
あぁ、降谷が俺に送ってきたコレは...
連絡が取れていない同期の1人、諸伏景光。
アイツが死んだ事を明示するものだと。
恐らく、連絡がとれなかった3人は公安になっていて。
そして景光は潜入捜査か何かで命を落としたのだと...
そんな事を思い出して、手帳にしまっていた指輪を1度取り出し見てまた戻す。
その時なんとなく眩しいなと、顔をあげればこちらに向かってくる車。
そしてその前を走るのは先程思い出していた、連絡のとれない同期の最後の一人、Aで。
今までで見たことないくらい酷く、慌てたように...そして少し泣きそうなそんな表情で。
突然の再会、そして出来事に俺の体は言う事を聞かなくて。
気がつけば、俺の体は走ってきたAに押し出されるように横にズラされて。
少し掠った車の方へ振り向けば、明らかに車に当たっている彼女の体。
それでも俺の姿を確認したからなのかその表情は、優しげな笑みを浮かべていて。
ズルッと落ちた彼女の体を見て、解かれた俺の金縛り。
掠ったことで怪我した腕のことなんか忘れて。
彼女の元へ走り駆け寄る。
伊｢おいっ！A！！しっかりしろ！A！高木、今すぐ救急車を呼んでくれっ！それと運転手の安否確認をしてくれ！｣
高｢は、はいっ！｣
俺の隣で電話をしている高木を横目に、彼女の体を揺らさないよう彼女の呼吸や脈拍を確認する。
辛うじて感じる彼女の呼吸。
出血も酷く、抱えている俺の服も血まみれになる。
そっと彼女を横にし、着ていた上着をちぎり止血をする。
頭を少し高くして、救急車が来るまで懸命に処置を施す。
伊｢頼む、Aっ！お前に言いたいことが沢山あるんだ！しっかりしろ！｣
声をかけることを忘れず、彼女をしっかりと見て。
とても長く感じた救急車到着。
伊｢俺は彼女に付き添う！高木は運転手の方について行ってくれ｣
高｢わかりました！｣
救急車に乗り込めば、救急隊員に警察病院に連れていくように指示する。
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百合花(プロフ) - 桜さん» 松田さん達も心配しちゃいますね^^;久しぶり？に爆処が出せるかな？と思いながら続編へ移行します！ (2018年10月30日 22時) (
レス) id: 625ae50eaa (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 百合花さん» 夢主は目を覚めるかな？松田さん達にも報告しないと怒られそうですね (2018年10月28日 16時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
百合花(プロフ) - レモンさん» レモン様、でよろしいですか？コメントいただき、応援もありがとうございます！頑張ります＾＾ (2018年10月24日 10時) (レス) id: 415b7febbc (このIDを非表示/違反報告)
百合花(プロフ) - 桜さん» 無事にコナンとも再会し、伊達さんの救出もできました！応援ありがとうございます！頑張ります (2018年10月24日 10時) (レス) id: 415b7febbc (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 伊達さんを助けれた！！続き頑張って！ (2018年10月24日 8時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百合花 | 作成日時：2018年8月27日 22時
