救出 １６話 ページ46
陣平や研二とももう3ヶ月近く会えていないのだ。
一応連絡はとっている。
航とは学校を卒業して1度会ったっきり。
連絡も会うこともなかったが...
元気そうでよかった。
きっと張り込み帰りなんだろう。
若いスーツの男性と歩いている。
姿を見れてよかった...
そう思い、そちらから視線を外せば明らかにおかしい車。
フラフラとしているし信号が赤なのにも関わらずスピードが落ちる様子はない。
このまま走っていけば航たちの所に行きそう。
チラリと航達の方を見れば、航は手元に視線を向けているし、若い男性は携帯で何やら話しているようだ。
気がつくより先に体が動く。
この後、航に色々聞かれるだろうとか...頭は割と冷静なのに体は全然言う事を聞かなくて。
走りながらも、着ているスーツスカートを破り走りやすくする。
走りずらいヒールのあるパンプスも、道に転がして...走っている間にも、車は段々と航達に近づいて。
何かを落としたのか、航は下を向いている。
夜だった事もあり...車のライトと私の姿を目指したであろう航は驚いた顔をしているのがスローモーションで見えた。
『航っ！！』
そのまま彼を突き飛ばすように腕を前に突き出す。
突然の事で反応が取れなかったであろう航は、綺麗に横に倒れて。
あぁ、ここなら車に当たってもかする程度で済む...そう思ったと同時に体に感じる激しい衝撃。
背中に走る、激しい痛みと...フロントに乗ったであろう感触。
そこから、車が少し横にズレて縁石に当たったのか今度は前に落ちる体。
慌てた様子で走ってくる航の姿を最後に確認し、私の意識は落ちた。
ー伊達sideー
後輩である高木との張り込みを終え、報告書を上げるのに警視庁へ戻ろうとする道中。
まずは戻るという内容を高木に連絡させる中開いた手帳。
中に入っている指輪も確認し、メモ欄を見れば書かれた内容。
彼女の両親への挨拶の日。
それと同時に思い出すのは、つい先日届いた降谷からであろう封筒。
必ずしも降谷からとは、限らない。
でも警察学校時代、景光が降谷のことをゼロと呼んでいた事もあり何より急いでいる時の降谷のサインは数字の０。
封筒の中に入っていたのは、長野県警の刑事あての小さな小包。
それを開いて見れば中に入っていたのはスマートフォン。
それも真ん中に穴の空いた、血痕が付着したもの。
裏もしっかりと確認すれば、傷に見せかけて降谷が入れたであろうHの文字。
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百合花(プロフ) - 桜さん» 松田さん達も心配しちゃいますね^^;久しぶり？に爆処が出せるかな？と思いながら続編へ移行します！ (2018年10月30日 22時) (
レス) id: 625ae50eaa (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 百合花さん» 夢主は目を覚めるかな？松田さん達にも報告しないと怒られそうですね (2018年10月28日 16時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
百合花(プロフ) - レモンさん» レモン様、でよろしいですか？コメントいただき、応援もありがとうございます！頑張ります＾＾ (2018年10月24日 10時) (レス) id: 415b7febbc (このIDを非表示/違反報告)
百合花(プロフ) - 桜さん» 無事にコナンとも再会し、伊達さんの救出もできました！応援ありがとうございます！頑張ります (2018年10月24日 10時) (レス) id: 415b7febbc (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 伊達さんを助けれた！！続き頑張って！ (2018年10月24日 8時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百合花 | 作成日時：2018年8月27日 22時
