同期達【警察学校組】その２

計画 ２話 ページ45

ーコナンsideー

今日はお母さんと、お母さんの仕事の人に会うから早めに帰ってきてね。と学校に行く前に蘭に言われ、帰宅してすぐ着替えて向かったのはオシャレなレストランで。

蘭の母さんには何度も会っているが...わざわざ仕事の関係者に会わせるか？
少し疑問に思いながらも、蘭に手を引かれ蘭の母さんと若い女性が座っている席に向かう。

蘭が若い女性...Aさんを呼べば始まる自己紹介。

蘭と挨拶を終えると蘭が俺を紹介する。
席に座っていた彼女がおもむろに席を立ち俺の目の前にしゃがみこむ。

『はじめまして、コナン君。私は月島Aです。英理さん...蘭ちゃんのお母さんと同じお仕事をしています。よろしくね』

そうして差し出された手。

コ｢うん、よろしくAお姉さん！｣

ニコッと笑顔を向けて、差し出された手を握る。

第一印象は、優しそうなお姉さんって感じだった。
俺に目線を合わせるようにかがみ、挨拶をした事も含めて彼女はよく気がつく。

食事をしていれば、調味料をとろうと手を伸ばせばAさんがそれを渡してくれたり。

飲み物のおかわりも、絶妙なタイミング。

俺の隣に座る蘭も、Aさんと楽しそうに話している。

蘭｢えぇ?!Aさん彼氏居ないんですか？！｣

『そんなに驚く？蘭ちゃんはどうなの？』

蘭の母さんは電話がかかってきたらしく少し前に席を外してから始まった2人の恋バナ。

『コナン君は？』

コ｢へ？｣

『好きな子とかいるの？』

コ｢い、居ないよ！｣

その後も他愛ない話をしている2人に巻き込まれるように俺も話して。

帰り際、蘭はAさんと連絡先を交換していた。

コ｢僕も交換していい？｣

『もちろん、はい。これで出来る？』

Aさんが俺の方に携帯を傾けてくれて無事に交換。

妃｢Aちゃん、今日はありがとう。とても楽しかったわ｣

『いえいえ、こちらこそ！蘭ちゃんやコナン君とも仲良くなれましたし私の方こそありがとうございます』

妃｢そう？それならよかったわ。また弁護士会でね｣

蘭｢今度お茶しにいきましょうね！｣

『えぇ、ぜひ！コナン君もまたね？』

コ｢うん！サヨナラAお姉さん｣


ーAsideー

Mission Complete。

これからどう動こうか...

自身の携帯に入った連絡先を見て自然と上がる口角。

様子を見ながら、コナン君を監視しよう。

ふと、携帯から目を離し見た先には最近全く会わなかった同期。

救出 １６話→←計画

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す