同期達【警察学校組】その２

再会 ２話 ページ43

ーAsideー

とりあえず明美さんと零を会わすことには成功した。

シュウが、組織から捜索されている事をメールで送ってきたから景光と会わせるのはもう少し後にすることにした。

シュウの事が組織にバレ、そしてその裏切り者である彼が始末したというスコッチこと...景光。

少なからず生存の疑いをかけている可能性を考慮し慎重に進めることにした。

そして、景光は変装を完璧に覚えた時点で警視庁の陣平と研二の元へ配属する事に決めた。

もちろん、警視庁の情報なども知るため。

私が個人的に気にしている、工藤新一...そして江戸川コナンと名乗る少年。

江戸川コナンという戸籍がどこにも存在しないのだ。
彼が現れてから毛利小五郎が有名になったのも気になるし、彼は今警視庁でも話題の名探偵らしいのだ。

情報を、集めるために景光にお願いしたのだ。

警察庁よりも警視庁の方が、彼らの情報は集まるようだから。

そして公安から組織にもう1人くらい潜入させると言う話も1度流れることになった。

今の状況ではむしろ足を引っ張り合うような状況になってしまうから。
そのリスクを下げるための措置だ。

それから何ヶ月が過ぎただろう。
さすが元潜入捜査官。

景光はあっという間に警視庁で功績を上げ。
今は研二や陣平と同じように活躍している。

捜査について行くことも増え、毛利小五郎や江戸川コナンとも接触があるようだ。

どんな些細な情報でも彼は私に報告してくれる。

景光からみて、江戸川コナンという少年はとても小学生とは思えないほどの推理力を持っているようだ。

事実、犯人逮捕や身柄確保にも大きく貢献しているようで。

その際には面白いメカを使っているようだ。
それらは全て、工藤新一の隣に住む阿笠博士という博士の作ったものらしい。

シュウともこまめに連絡を取り合いお互いの状況も確認した。

私もそろそろ毛利小五郎...いや、江戸川コナン君に接触を図る準備をしよう。

きっと彼の事は近い将来必要になる情報のはずだ。

まずは、弁護士会に登録。
弁護士の資格は向こうで大学に通っている頃に取得した。

両親やFBIの面々に資格は持っていて損は無いと、あの頃...我武者羅にとってよかった。

一瞬、ポアロに入ろうかとも考えたけど...梓と働きながら捜査することは彼女に迷惑をかけてしまう可能性が高い。

私は毛利小五郎の奥さんである妃英理さんとの交流から距離を詰めよう。

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