救出 13話 ページ35
ーAsideー
いつの間に近づいたのか男が景光の銃を掴む。
?「自決は諦めろスコッチ。お前はココで死ぬべき男じゃない...」
景「何!?」
赤「俺はFBIから潜入している赤井秀一。お前と同じ奴らに噛み付こうとしている犬だ。さぁ、わかったら拳銃を離して俺の話を聞け。」
赤「お前一人を逃がすのぐらい造作もないのだから...」
景「あ、あぁ。」
景光が拳銃を下ろしたのと同時に誰かが上がってくる音が聞こえる。
幸いまだ景光と男には聞こえていないがもし聞こえてしまったら...今やっと下ろした銃で景光は自分を撃ってしまう...
私は2人の元に走っていき、景光とシュウの間に入る。
『シュウ。髪が伸びてたので気づかなかった...今は説明している時間が無いから、また後で説明する...これを。』
景光から取ったシュウの銃を返す。
驚く2人を制し、景光にロープを通し鉄柵に輪っかにしたロープを括る。
景「A?!一体何を...」
その時カンカンカンと階段を上がってくる足音。
『シュウ、急いでそれで私の左肩打って!早く!』
その言葉に一瞬戸惑った様子を見せながらも、彼は私の肩を撃ち抜く
そしてそこら辺に巻き散った血。
幸いにも景光と私は同じ血液型。調べる作業も私が行うつもりだしバレることは無い。
大丈夫。そう自分にいい聞かせ、銃声と共に早まった足音に...
私は景光の背後に周り、彼の胸元に自身の血をつける。
階段を上がってきた人物の姿が見えたギリギリで景光の背中の服を引っ張る。
重力に従うように落下する景光の体。
それに合わせて私も景光の影に隠れながら落下する。
突然の事に声を出しそうになった景光の口を塞ぐ。
景光に巻き付けたロープを自身の手で持ち先程準備してきた窓の空いた部屋付近へ着く。
体を揺らして、その窓から中へ入ると同時に屋上の手すりに括りつけたロープの先を引っ張って回収し、景光の予備の服を着せたマネキンを下へ落とす。
チラリと気づかれないように上を見れば、階段を上がってきたのは零だったようだ。
きっと、零にはシュウから説明されるはず...
あ、でもシュウは零が公安だということを知らない...
そう考えながら景光にシーツをかける。
『ごめん、突然で驚いたよね。影山光としての潜入は終わり。彼は今ここで亡くなった。いい?』
景「それより、お前...なんでここに...」
『景光のメールを見て貴方を助けに来た。』
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百合花(プロフ) - 桜さん» 松田さん達も心配しちゃいますね^^;久しぶり?に爆処が出せるかな?と思いながら続編へ移行します! (2018年10月30日 22時) (レス) id: 625ae50eaa (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 百合花さん» 夢主は目を覚めるかな?松田さん達にも報告しないと怒られそうですね (2018年10月28日 16時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
百合花(プロフ) - レモンさん» レモン様、でよろしいですか?コメントいただき、応援もありがとうございます!頑張ります^^ (2018年10月24日 10時) (レス) id: 415b7febbc (このIDを非表示/違反報告)
百合花(プロフ) - 桜さん» 無事にコナンとも再会し、伊達さんの救出もできました!応援ありがとうございます!頑張ります (2018年10月24日 10時) (レス) id: 415b7febbc (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 伊達さんを助けれた!!続き頑張って! (2018年10月24日 8時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百合花 | 作成日時:2018年8月27日 22時