動き出す歯車 2話 ページ34
ーAsideー
彼らは順調に溶け込めているようで、仕事を任されることも増えたようだ。
公安の仕事もなるべく片付けられる範囲でまとめ、サインが必要なもののみ2人の机に置く。
2人が家に帰ってこなくなることも多くなり、必然的に私も公安部に泊まり込む事が多くなった。
しばらくすれば、2人からコードネームを手に入れたと報告があがる。
2人は順調に潜入を続けているが、なかなか情報は掴めないままだった。
さすがに大きな組織と言うべきか...
様々な国の諜報機関が潜入しているにも関わらず集まらない情報に少なからず焦りが出るのだろう。
ココ最近、組織では裏切り者の粛清が活発なようだ。
そんな状態がもう2年...
つまり2人の潜入からもう3年になるのだ。
ここら辺でもう1人公安から潜入させるべきではないか、と上が騒ぎ始める。
そんな話が上がる中、私の携帯に景光からメールが入る。
(悪い、A...奴らに俺が公安だとバレたようだ。逃げ場はもう、あの世しかないようだ。じゃあな、A。ゼロを頼んだ...)
それを確認した私は急いで警察庁の階段をかけおり、自身の愛車に乗り込む。
元々2人の潜入が決まった時から用意していた道具も間違いなく詰んでいることを横目で確認し、タブレットに出ている景光の場所まで全速力で車を飛ばす。
着いたのは何かのビル。
彼ならきっと屋上へ行くはず...
それに掛けて、私は車に詰んでいたバックを掴み音を鳴らさないように階段を駆け上がる。
途中で靴のヒールが音を立ててはいけないと思い、靴を脱いでバックに無造作に突っ込む。
途中の階で1度扉からビルの中に入り窓を開ける。
そしてバックから布とロープを取り出しセットする。
準備が出来たのを確認し、バックをその場に置いてまた屋上までの階段を上がっていく。
屋上につき、身を隠しながら覗き込めばちょうど景光と誰かがもみ合っているのが見える。
景光はその男から奪ったであろうその拳銃を男に向けた。
?「さすがだな、スコッチ...俺に投げ飛ばされるフリをして俺の拳銃を抜き取るとはな...」
?「命乞いをするわけではないが...俺を撃つ前に話を聞いてみる気は無いか?」
景「け、拳銃はお前を撃つために抜いたんじゃない...こうする、為だ!!」
そう言って景光は自身の胸に銃を当てる。
それを見て咄嗟に私も手に銃を構えた。
?「無理だ...」
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百合花(プロフ) - 桜さん» 松田さん達も心配しちゃいますね^^;久しぶり?に爆処が出せるかな?と思いながら続編へ移行します! (2018年10月30日 22時) (レス) id: 625ae50eaa (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 百合花さん» 夢主は目を覚めるかな?松田さん達にも報告しないと怒られそうですね (2018年10月28日 16時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
百合花(プロフ) - レモンさん» レモン様、でよろしいですか?コメントいただき、応援もありがとうございます!頑張ります^^ (2018年10月24日 10時) (レス) id: 415b7febbc (このIDを非表示/違反報告)
百合花(プロフ) - 桜さん» 無事にコナンとも再会し、伊達さんの救出もできました!応援ありがとうございます!頑張ります (2018年10月24日 10時) (レス) id: 415b7febbc (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 伊達さんを助けれた!!続き頑張って! (2018年10月24日 8時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百合花 | 作成日時:2018年8月27日 22時