提案 4話 ページ31
ーAsideー
『久しぶり、陣平。まぁ、話は中でしよう。』
2人を連れて中に入れば、前に研二と二人で来た時に通された部屋にまた通された。
前と同じく料理を注文し、届いてから話を始める。
『聞きたいことは?』
松「ここ数年、連絡が取れなかったからな。どうしてたんだよ。」
『うーん。まぁ仕事かな。』
松「調べても調べても、お前と降谷、景光の所在は探せなかった。仕事、何してんだよ」
まさか優秀なお前らが刑事やめてねぇだろ?なんてほとんど分かっているかのように陣平は含みを持たせて聞いてきた。
『そうね、その話をする前に私から2人に1ついい?』
二人が頷いたのを確認し話をしようと口を開く。
これは一種の賭けだから。少し緊張してしまう。
『あなた達が気になっている私の数年間の空白について、同期のあなた達に話すことはできない。ただ...私の協力者になるなら最低限の事を話すことが出来る。』
『二人とも、何となく私の仕事を理解していると思う。その上でここまで話したことの意味を考えて返答してほしい。なるか、ならないか。』
『脅してしまうようだけど、ならない場合はしばらくの間...あなた達のことを監視させてもらう。他言はとくに禁物。さぁ、どうする?』
松「答えは決まってるが...俺からも1ついいか?協力者になれば少なくてもお前達が勝手に消える事はないんだよな?」
『...保証はできない。けど、今よりは連絡がとれる関係にはなると思う。』
松「んなもん、なるしかねぇな。」
萩「俺も。」
2人は私の方をしっかりと見て伝えてくれた。
なら私も2人の誠意に応えよう。
『本来なら家族にも言えないことだという事は理解してると思う。私と零、景光は今公安にいる。私と零は...わかりやすく言えばゼロの所属。景光は警視庁の公安部でゼロである私たちに関わることの出来る数少ない刑事の1人。』
『まず、私があなた達に協力者になってほしいと提案したのは...これから始まるだろう潜入捜査に、あなた達の力を借りる時が来ると考えたから...』
2人には公安として、協力者になってもらうための注意点や守ってもらわなければいけない厳守事項も説明する。
『ここまでは大丈夫?』
萩・松「あぁ。納得もした」
『2人には後日、協力者申請の紙にサインしてもらう事になると思う。その時はまたこちらから連絡する...近いうちに2人にも会ってもらいたいと考えているから...』
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百合花(プロフ) - 桜さん» 松田さん達も心配しちゃいますね^^;久しぶり?に爆処が出せるかな?と思いながら続編へ移行します! (2018年10月30日 22時) (レス) id: 625ae50eaa (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 百合花さん» 夢主は目を覚めるかな?松田さん達にも報告しないと怒られそうですね (2018年10月28日 16時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
百合花(プロフ) - レモンさん» レモン様、でよろしいですか?コメントいただき、応援もありがとうございます!頑張ります^^ (2018年10月24日 10時) (レス) id: 415b7febbc (このIDを非表示/違反報告)
百合花(プロフ) - 桜さん» 無事にコナンとも再会し、伊達さんの救出もできました!応援ありがとうございます!頑張ります (2018年10月24日 10時) (レス) id: 415b7febbc (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 伊達さんを助けれた!!続き頑張って! (2018年10月24日 8時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百合花 | 作成日時:2018年8月27日 22時