不調 2話 ページ18
ー降谷sideー
担当した医師から告げられたのは、過労からくる風邪との事。
十分に睡眠をとっていなかったことや、熱がある状態で激しく動いたのではないか?という事を聞かれたりもした。
幸いまだ咳などの症状は出ていないがこのまま無理をすれば肺炎になる可能性もある事が告られた。
何よりも熱が高いため、今は点滴を受けているとの事。
それが終われば一応帰宅は許されるらしい。
医師の話しが終わり、先程自分たちを診察室へ招き入れた看護師に案内され、隣の部屋に移動する。
ベットに横になり点滴を受けているAの横の椅子に腰掛け彼女の頬をそっと一撫ですればそこから感じる体温の高さに、よく動き回っていたな...と素直に驚いた。
風見が1度部屋から離れたのを横目に確認しまた彼女に目を向ける。
俺とは反対側で同じように頬に手を伸ばしたヒロの表情には心配の色が濃く見えた。
景「ったく...頑張りすぎなんだよ、Aは...」
降「だな...最近は任務以外にも何かを調べているようだった...」
景「コイツが戻ってきてからもう4年も経つのか...ほとんど休まないで残党処理に新たな任務もこなしてたからな...」
降「あぁ。特にここ3ヶ月ほどはな...」
そんな話をヒロとしていれば、席を外していた風見が控えめなノックの後に入ってくる。
風「降谷さん、どうやらAさんと落ち合ったショッピングモールでも爆弾騒ぎがあったそうです。」
降「なに?!」
風「最初に仕掛けられたという情報に向かった警察官が、観覧車で解体中にもうひとつの爆弾がある事を知り、解体を中止していたそうです」
景「なんでもう一つの爆弾の話が出たからって、観覧車の方の解体をやめるんだ?」
風「それが...その爆弾のパネルにもうひとつの爆弾の在処を示すヒントを起爆の3秒前に出すという文章が出たようで...」
風「観覧車に乗った1人の自分の命と、他の大勢を天秤にかけヒントを確認しようとしていたようです」
降「そんなことがあったのか...しかし、何故今そんなことを?」
風「Aさんが体調が悪い中、病院から離れていたショッピングモールを待ち合わせにした事、そしてエレベーターではなく階段を使用していたことなどから、理由がありあの場所にしたのではないかと思いまして」
風「少しでも情報を集めようと調べた結果を報告させて頂きました。」
降「なるほどな...」
359人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
百合花(プロフ) - 桜さん» 松田さん達も心配しちゃいますね^^;久しぶり?に爆処が出せるかな?と思いながら続編へ移行します! (2018年10月30日 22時) (レス) id: 625ae50eaa (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 百合花さん» 夢主は目を覚めるかな?松田さん達にも報告しないと怒られそうですね (2018年10月28日 16時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
百合花(プロフ) - レモンさん» レモン様、でよろしいですか?コメントいただき、応援もありがとうございます!頑張ります^^ (2018年10月24日 10時) (レス) id: 415b7febbc (このIDを非表示/違反報告)
百合花(プロフ) - 桜さん» 無事にコナンとも再会し、伊達さんの救出もできました!応援ありがとうございます!頑張ります (2018年10月24日 10時) (レス) id: 415b7febbc (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 伊達さんを助けれた!!続き頑張って! (2018年10月24日 8時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:百合花 | 作成日時:2018年8月27日 22時