ゆびきりげんまん 2【名探偵コナン】 (ページ9)

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昔誰かとクッキーを作ったはずなのに少しも思い出せない。どうして分からないんだろう。普通は、こんなに綺麗さっぱり忘れるなんて事ない。それも断片的に。私は何かを見落としてる？全然分からなくて唸り声を上げていると急にベランダの窓が開き、風が入り込んできた

「おっと。そうはさせねえぜ、名探偵」

「キッド！！！」

やっぱり現れたか、みたいな反応しているコナンくん。え、君それが狙いで私の家に来たのかい？？？そんなことが頭をよぎるも考えたくない。私は信じるよ、コナンくんのこと

「あんまり昔の記憶を掘り下げられたら困るんでね……」

「まさか相手はっ！？」

「それは違うぜ。だが、このことを思い出させると非常にまずい。それは名探偵にとってもAにとっても。だからさっさとこの件から手を引いておくんだな」

「なんだと！？俺やAにとっても不味い？」

怪盗キッドの話し方とかなんか違う。この前は紳士的って言うか、こう、余裕があった気がするけど今はない気がする。なんか男子高校生って感じ。あとサラッと私のこと呼び捨てにしないで。これは2人ともね？？コナンくん、君の一人称に対しても詳しくお話ししたいし