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「やぁ。元気そうだな」
「お邪魔します」
「アンタのお母さん大丈夫なの?」
三人とも発言から個性が露わになってる三人三色だ。あ、三者三様かも知れない。世良先輩は1番に私の健康の事を気遣い、蘭先輩は礼儀としてきっちり靴をそろえる、園子先輩は私が怒られないかとお母さんの機嫌を伺う
これも全てきっと私のことを思ってやってくれてるのだろう、きっと。………これ間違ってたら恥ずかしいんだけど。完全に自意識過剰じゃん!!
「私はバリバリ元気ですよ!お母さんにはちゃんと許可取ってるのでご心配なく。」
どうぞ上がってください、とあまり広くはない家を案内する。園子先輩の家やばいんだよね。めっちゃ広い。知らないし分からないけど、もしかしたらクローゼットとかこの家一つ分くらいありそう()
「あんまり聞かないほうがいいのかもしれないが…。教えてくれないか、何があったのか」
「Aちゃんのトラウマになるような事なんだからきっとよくないことで、思い出したくないかもしれないから、言いたくなかったら言わなくてもいいよ」
「それでももし話してくれると言うなら話して欲しい」
「勿論です。色々協力して貰いましたし、話の一つや二つぐらいします!」
「じゃあ教えてくれる?昔の事」
そっと小さい息を吐いた後に、私は昔のことを語り出した
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作者名:モカロール | 作成日時:2022年7月20日 21時