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「ただいま!お母さん」
「おかえりなさい。お迎え行けなくてごめんね」
「うぅん。大丈夫!」
お母さんがあの時アルバムを見て怒ってたことはきっと私のためを思ってやってくれたことだと言うことがわかった。未だにそのアルバムは見せて貰えなかった。なんでも、お母さんはトラウマが蘇らないように、だそう
心配かけてごめんなさい、本当に。お母さんの優しさが身に染みた。でもなんでか、やっぱり寄り道はしないでくれと言われた。暫くは安静にした方がいいし懸命な判断だと思う
「お母さん、友達家に呼んでいい?」
「友達、ねぇ。誰?どんな子?」
「友達っていうか先輩なんだけど。いい?」
「えぇ。騒がないで貴女の部屋だけならいいわ」
「本当!?ありがとう」
「けどあんまり呼ばないでね。今は少し頭を冷やしたいの。こないだみたいに叫びたくないわ」
「うん……。分かった」
かくして、あまり納得いっていない母から許可をもらった。世良先輩とかにちゃんと大丈夫ですって言うのを伝えないとだからね
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作者名:モカロール | 作成日時:2022年7月20日 21時