ゆびきりげんまん 2【名探偵コナン】 (ページ17)

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『来たか』

『ゼロが最後だよ』

『来てすぐで悪ぃが早く説明してくれない？』

『あぁ。分かった。今からAの過去について話す』

いつもと雰囲気の違う安室さん。何かあるのかとこっそり発信器をつけてみたけど……。まさか名前の過去について分かったなんてな

真実を知ったはずなのにやはり安室さんの声は浮かない声で。あの安室さんが暗くなるぐらい重い過去を名前は抱え込んでいたのかっ！？

『前置きをすると胸糞悪い話だ。僕的にはAに言いたくない。Aに伝えない事が条件でこのことを話す』

『条件って……。降谷ちゃんがそんな風にいうなんて珍しいね』

『それだけ重い話なんだろうよ』

『分かった。絶対にAちゃんに言わない。だからゼロ教えて？その過去を』

いよいよだ。俺もそのことをAに言わない方がいいのか。考えていると、突然プッと大きい音が聞こえてきた。ヤベッ！？気づかれたっ！？

『あ？んだよこれ』

『ちょ、じんぺーちゃん貸して。……これって盗聴器？』

『ゼロの腕についてたけど、？』

『今までの話聞かれてたのか。まぁ、いい。本題には入ってなかったからな』

その言葉を最後にブチっと盗聴器が壊れた音がした。おいおい、ここまで焦らして置いてまさかの答えはなしかよ。ヘナヘナと力んでいた身体中の力が抜けていくような気がした