vol.159 ページ14
「あのさぁA、アイツ……元気にしてたか？」
『もしかしてユカのこと？……一応、元気にしてたよ』
「そっか。俺が死んで、どうしてんだろってそれだけが気掛かりだったんだよな……」
『お前はいなくなったけど、ユカにはお前との子供がいるからな……ったく、嫁さんを俺の母さんと同じ状態にさせんなっての』
そう、大和には嫁さんがいた。新婚だった。
そして嫁さんは俺とも仲が良かった同級生のユカ。
大和が死んだ後、大和の子供(しかも双子)を身ごもったことがわかり、それからは俺も彼女のことをサポートしていた。
俺だけではない。
ユカや大和のご両親も時々様子を見てくれていたらしく、彼らもまたユカをサポートしていた。
二人の子供の名前は、大和からもじって
だった。
名前を決めたのはユカ。
大和の亡き後、大和の意志を継ぐかのように身篭った息子たち。
息子が生まれると知った時にはもう決めていたらしい。
「そっか……
その名を聞くと大和はフッ…と笑い、嬉しそうな表情を見せていた。
そのタイミングで赤井さんがクッキーと紅茶を持ってきてくれた。
「なんの話をしていたんだ？」
『赤井さんお茶とかありがとう。向こうでの大和の嫁さんの話』
「お前……結婚していたのか」
「おい失礼だな」
赤井さんにも大和の嫁さんの話、子供のこととかを話してあげた。
「……まさか自分の偽名が子供の名前になっているとはな……思いもしなかったよ」
「字面でだと確かにな」
「まさるとわたるか、いい名前を考えたじゃないか……お前の奥さん」
紅茶も飲み終え、気がついたら辺りはすっかり真っ暗になっていて。
大和もそろそろ帰ると行ってきたので、門のところまで見送ることにした。
玄関を出て門のところまで行くと、既にそこには大和が呼んでいたタクシーが停まっており、大和はそれに乗り込んでいった。
タクシーが出発して、見えなくなるまで俺はその場で大和が乗ったタクシーずっと見送っていた。
タクシーがいなくなると家の中に入っていき、リビングのテーブルに残されたクッキーをひとつつまんでいった。
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シオン(プロフ) - 今度は夢主が襲われる〜〜:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):ナンシーさんまさかあれするの？ (2021年11月14日 16時) (
レス) @page38 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - くろっきーさん» あーそっちだった。キットの話しが多すぎでごちゃ混ぜになってた。あれ？瞬間移動のやつって確か寺井さんも手伝ってたマジックじゃなかったっかな？電光掲示版のを使ってた。 (2021年10月25日 7時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
くろっきー(プロフ) - シオンさん» ヘリを使うのはその前の空中歩行の話ですね。瞬間移動のではありません。 (2021年10月24日 22時) (レス) id: 9455fb49c9 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - あの瞬間移動の話しは確かキットが確かヘリでしてなかったけ？ (2021年10月22日 16時) (レス) @page22 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
くろっきー(プロフ) - ナミさん» リクエストありがとうございます！天国へのカウントダウンは1番最初の方に(Part1)に話をいれておりますので、そちらをご覧下さい(*^^*)天空の難破船はまだどこに入れるかは未定ですが、今後の話の参考にさせて頂きますね！ (2021年10月9日 20時) (レス) id: 9455fb49c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろっきー | 作成日時：2021年10月1日 15時
