トリップしたら大学院生の弟になった件についてPart2【コナン】【男主】

vol.56 ページ10

昴さんはそのまま工藤邸へ帰り、俺は佐藤さんの周りに怪しい人物がいるか遠巻きから警護をする。









彼女の帰宅を確認する。
今俺は彼女が住んでるタワマンの前にいます。
セキュリティはバッチシだから、家の中まで侵入してくる心配はないな。

彼女が家に入ってから2時間くらいは不審人物がいないか見ていた。
だが特に何も無かった。




✱✱

翌日。
彼女に言われた、元彼の素行調査を始める。

元彼の名前は松島大樹。
佐藤さんと同じ文学部2年で、彼女とは大学1年の時から付き合っていて2ヶ月前に破局。
原因は彼の浮気だというが、はたして……

彼の周りの人とかに彼について聞いてみることにした。




「え？松島のこと？あー…最近彼女と別れたって聞いたな」

「あれだけ佐藤のこと一途に思ってたのに、いきなり別れたのはビックリしたよ」

「あ、この前無理やり合コンの数合わせに付き合わせたのが原因か？」




もしかしたら、浮気というのは本当に誤解だったのかもしれないな。




「合コンの時……明菜がグイグイいっていた後、松島酔い潰れてしまって明菜が連れて帰ってたな」

「そうそう！2人でホテルに入っていったよな」




やっぱり浮気なのか。
でも彼さんは酔い潰れてしまって、合コンの場にいた女性にホテルに連れてかれたとしたら。

でもホテルに入ってしまったら、いくら体の関係がなかったとしても傍から見れば立派な浮気。
しかも女性側の方が信じられやすいから、連れていった女がああだったこうだったと言えばそれが真実に見えてしまうのだ。



そしてその彼と一緒にいたという、明菜という女にも接触するとこにした。
勿論軽く変装して、沖矢Aだと分からない程度にした。






『すみません、ちょっといいですか？』

「ｱｯ……なんですかぁ？？」





うわぁ。
顔を赤くして猫なで声で喋ってるわ。
猫かぶってるなぁ。





『いや、君のこと……綺麗だって思ったから、つい……』

「そんなぁ、ワタシ綺麗じゃないですよぉ」

『そんなことないですよ？』




よし、俺ハニトラいけるかもしれない。




『ここで会ったのも縁ですし、どこかお茶でもしませんか？』

「いいですよぉ。貴方みたいなイケメンとお茶できるなんて光栄だわぁ」





そしてオープンテラスがあるカフェに向かった。






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