vol.93 世紀末の魔術師 ページ47
「宝石のついた幻のエッグ……」
「もしそれが見つかったら10億……いや、15億の値打ちがあるぜ!!」
だからキッドが狙ったというのだろうか?
いや……これは…………
「毛利さん、東京へ戻ったら一緒にお城へ行っていただけませんか?」
「いいともですとも!!」
そしたらみんなの目の色が変わったかのように同行したいと言ってきた。
どうやら2個目のエッグも狙うつもりらしい。
そして話は終わり、各自自分の部屋に戻った。
俺の部屋は蘭ちゃん、コナンくんの部屋の隣。
隣といっても、距離からすると2〜3部屋分あるが。
自分の部屋に戻ってすぐに2人の部屋にきた。
ノックするとコナンくんが出迎えてくれた。
「あ、Aさん!」
『よ!入っていいかな?』
「いいよー!」
蘭ちゃんはコナンくんが助けた鳩の手当てをしていた。
多分キッドが飼っている鳩だろう、と。
『どんな感じ?』
「出血は止まりましたし、傷口さえふさがればまた飛べるようになりますよ」
『ホントか?よかったな!』
「うん!」
「服部くんも軽い捻挫で済んだみたいだし……
Aさんは本当に大丈夫なんですか?」
『うん、大丈夫。軽い捻挫程度で済んだし、普通に生活してる分には問題ないってお医者さんからも言われてるしな』
「なら良かったです……
でも、キッドは死んじゃったんですかね……」
キッドがそうそう死ぬわけが無い。
もしかしたらこの船内に潜り込んでることもありえる。
そうしたらドアのノックが聞こえ、蘭ちゃんが出ていくとそこにはビデオカメラを構えた寒川さんがいた。
蘭ちゃんが驚いた表情を見てると、寒川さんは何やら楽しそうに去っていった。
『なんだ?あれ……』
「さぁ……?」
「はーい、蘭!」
そこには園子ちゃん、西野さん、夏美さんがいた。
「遊びに来たよ!あ、Aさんも来てたんだ!」
『うん、俺の部屋ここの隣だったからね』
「夏美さんに西野さんも……どうぞ!」
部屋に入ろうとしたが鳩が羽をバサッとしていたのを見て西野さんは慌てて部屋を出ていった。
「オヨ……!?
そっかぁ……美女ばっかだから照れてんだぁ!
カワイイ♡」
『美女ばっかって、一応男の俺もいるんだけど……』
そういうと園子ちゃんはコナンくんの手を引いて、もう1人の美女である青蘭さんを迎えに行った。
.
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くろっきー(プロフ) - 大好きだなんて、ありがとうございます!細々と更新していきますので、今後の展開に御注目ください(*^^*) (2021年8月9日 10時) (レス) id: 32e0eb99e1 (このIDを非表示/違反報告)
くろっきー(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます!今後テネシーと男主くん、そして安室さんとの関係に注目です(*^^*) (2021年8月9日 10時) (レス) id: 32e0eb99e1 (このIDを非表示/違反報告)
くろっきー(プロフ) - 亜月さん» コメントありがとうございます!凄い励みになります(*^^*) (2021年8月9日 10時) (レス) id: 32e0eb99e1 (このIDを非表示/違反報告)
青葉 - この作品が大好きです!続きを楽しみに待ってます。 (2021年8月7日 23時) (レス) id: 4142504957 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 続き〜〜凄く気になります〜〜頑張って下さい、デネシーさんとの関係も気になります (2021年8月3日 20時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くろっきー | 作成日時:2021年7月17日 23時