vol.89 世紀末の魔術師 ページ43
「クソ!今から通天閣行っても間に合わへんな!」
「ここでキッドを待ち伏せるんだ!」
そういうと西野さんにエッグは今どこにあるかを聞く。
そしたら中森警部がどこかへと持ち出したらしい。
『なんだと?!』
もし、この情報をキッドが得ているのだとしたら……
次に移す行動は、おそらく……
そう思っていたらいきなり町中が真っ暗になってしまった。
「停電?!」
やっぱりそうか。
これもキッドが仕掛けたこと。
わかった。やつの狙いが。
コナンくんも気づいたのかスケボーで颯爽とキッドを追いかけていった。
「なんや工藤?一体どないしたんや?!」
『服部くん、キッドの狙い……わかったよ。俺達も行こう!』
って言っても俺バイク持ってきてないんだった……
そう思ってたら服部くんがヘルメットを投げてきた。
「乗れ!!兄ちゃん!!話は行きながら聞いたるわ!!」
『…………!わかった!!』
俺はバイクのニケツのとこにまたがった。
まさか俺がバイクの後ろに座るとはねぇ……
「兄ちゃん、しっかり掴まっとけよ……!」
そして俺と服部くんはコナンくんの後を追いかけていった。
「んで?一体、キッドは何が目的やったんや」
『多分予めエッグが中森警部によって持ち出さられることを知っていた。で、その場所を特定するために町中を停電にさせたんだ』
そう、停電になるとホテルや病院は自家発電に切り替わるようになっている。
それら以外で自家発電に切り替えている建物があったら、そこがエッグの隠し場所ということになる。
それを見渡すのに通天閣が絶好の場所だということも。
警部たちは予告時間までまだあると踏んで、警備は手薄になっているはず。
コナンくんに追いつき、裏道を通りながら行っていたコナンくんは行き止まりにあたってしまっていた。
「乗れ!!工藤!!」
「服部?!……ってか、もう既にAさん乗ってるじゃねぇかよ!」
『細かいことはあとあと!君の体だったら間に座ることくらいできるでしょ』
コナンくんは渋々、俺と服部くんの間に座っていった。
再びキッドを追いかけていく。
(※バイクの3人乗りは本来違反です、2次元ってこと多めに見てください)
「これ……はよ行かなキッドにエッグ盗られてまうぞ!」
キッドがとあるビルのネオン看板のとこに降り立った。
どうやらそこが中森警部が隠した在処らしい。
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くろっきー(プロフ) - 大好きだなんて、ありがとうございます!細々と更新していきますので、今後の展開に御注目ください(*^^*) (2021年8月9日 10時) (レス) id: 32e0eb99e1 (このIDを非表示/違反報告)
くろっきー(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます!今後テネシーと男主くん、そして安室さんとの関係に注目です(*^^*) (2021年8月9日 10時) (レス) id: 32e0eb99e1 (このIDを非表示/違反報告)
くろっきー(プロフ) - 亜月さん» コメントありがとうございます!凄い励みになります(*^^*) (2021年8月9日 10時) (レス) id: 32e0eb99e1 (このIDを非表示/違反報告)
青葉 - この作品が大好きです!続きを楽しみに待ってます。 (2021年8月7日 23時) (レス) id: 4142504957 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 続き〜〜凄く気になります〜〜頑張って下さい、デネシーさんとの関係も気になります (2021年8月3日 20時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くろっきー | 作成日時:2021年7月17日 23時