トリップしたら大学院生の弟になった件についてPart2【コナン】【男主】

vol.88 世紀末の魔術師 ページ42

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お昼ご飯も食べ終え、ある程度見て回っていたらすっかり辺りは暗くなっていた。
なのでとりあえず美術館へ戻ることに。

美術館に着くと門のところに長髪の女性と年配の執事らしき人が西野さんと話していた。
どうやらエッグのことで会長と話したかったらしい。

そちらの話も気になっていて見ていたら、服部くんが時計を見て時刻を確認していた。






「お、これはおもろいな。夜中の3時が“L”やったら、今は“へ”やで」






そう言いながら俺とコナンくんに時計盤を見せてきた。





『へ？』

「今、7時13分や。7時20分になったら完璧な“へ”やで」





服部くんの言葉に俺とコナンくんは思った。

予告状……そうか！


黄昏の獅子から暁の乙女へ


頭から数えて12番目は“へ”になる。

つまり、キッドの本当の予告時間は午後7時20分。





「おい！どこ行くねん！工藤！」

「大阪城だ！お前はAさんと一緒にエッグを見張ってろ！」





コナンくんはスケボーを持って大阪城へ向かおうとした。
その時、ポツリと雨が降る。
そのことで服部くんが何か気づいた。






「おい、待てや工藤！天の楼閣は天守閣やない、通天閣や！」

「通天閣？」

「通天閣のてっぺんはな、光の天気予報なんや！！」

「何？！」

『じゃあキッドは通天閣に現れてるってのか……！俺はエッグのとこに行く！』






美術館の中に入ろうとしたら、大阪城の方から花火が上がり始めた。







『なんで花火なんか……』

「服部！通天閣はどっちだ？！」

「あっちや！……あっちは花火あがってへんな」

『多分大阪城に花火を打ち上げたのは通天閣から目をそらさせるためだと思う』

「でも何故なんだ？なぜ奴は通天閣に……」





なんか理由があるはず。通天閣……何かを確認するため……？






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