トリップしたら大学院生の弟になった件についてPart2【コナン】【男主】

vol.51 ページ5

✱✱





「じゃあ哀ちゃん、博士、昴のお兄さん、Aのお兄さん、おやすみ！」

「吉田さんおやすみ」

「気をつけて帰るんじゃよ」

『みんな、おやすみなさい』






車が遠く行ってしまうと、博士と哀ちゃんと家の前で別れる。





『哀ちゃん、博士、おやすみなさい』

「Aさん、おやすみなさい。今日はありがと……」

「では、おやすみなさい」





そして俺たちは家に入っていく。





『ただいまーっと……はぁ、今日は疲れた……』

「おかえりなさい〜、Aくんに秀ちゃん！」

「ただいま戻りました、有希子さん」






出迎えてくれたのは有希子さんだった。






「え？？なんかAくん、ボロボロじゃない？！びしょ濡れだし……」

『あ、あぁ……ちょっと、事件に巻き込まれてしまって……』

「とりあえず脱いで、お風呂入ってきなさい！」






俺は有希子さんの指示に従い、風呂場へと直行した。









✱✱

«赤井 side»



俺は部屋に行くとスウェットに着替え、変装も外した。
今はAが風呂に入っている。






「秀ちゃん、何があったの？」

「西多摩市のツインタワービルにて爆発事件がありまして」

「秀ちゃんは大丈夫？！」

「えぇ、俺は大丈夫です。ただ、子供たちとボウヤ、Aが逃げ遅れてしまって……」






有希子さんに事件の全貌を話した。






「それにしても爆風を利用して車でビルに飛び移るなんて……」

「これもボウヤが考えた策みたいで」

「まぁ、流石私の遠い親戚の子ね！でも無事で良かったわ」





そんなこと話してたらAが風呂から上がってきた。
そして開口一番に俺に謝ってきた。






『ごめん、赤井さん……心配かけちゃって』

「全くだ。お前を信じてないわけでは無いが、まったくヒヤヒヤさせられたよ」

『有希子さんも迷惑かけさせてしまって、すみません……』

「いいのよ！Aくんが無事だった、それでいいでしょ？」

「ええ」






有希子さんは最終便でロスに戻って行った。









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