トリップしたら大学院生の弟になった件についてPart2【コナン】【男主】

vol.81 世紀末の魔術師 ページ35

「んで？兄ちゃんは誰や？」

「服部くん、和葉ちゃん、紹介するね。
彼は今、新一の家に寄宿している沖矢Aさん」

『どうも、はじめまして。沖矢Aです。
君の活躍は耳にしているよ、服部くん』

「へぇ、工藤の家に……ねぇ」




服部くんは俺のことを睨んでくると、少し離れてコナンくんと小声で話してきた。




「おい工藤、なんやあの兄ちゃん。
なんでお前の家に住んでんねんのや？」

「あぁ、ワケは後で話す。ここだと蘭たちがいるからな……」

『そうそう。流石に詳しいことはココでは……ね？』


(いつの間にオレのそばに？！気配わからんかった……)





そして西野さんに連れられ美術館の中へ入り、会長室へと案内された。
そこには園子ちゃんの父親である、鈴木史郎会長と何名かがソファに座っていた。

鈴木会長は俺たちが入ってきたので、立ち上がり毛利探偵へと駆け寄った。





「ん？これは毛利さん。遠いところよくおいでくださいました」

「いやぁ、どうも」

「蘭さんとコナンくんもよく来てくれたね。
……えっと、園子そちらの方は？」





鈴木会長は俺、服部くん、和葉ちゃんのことを見て園子ちゃんに尋ねた。




「服部平次くんと遠山和葉さん、そしてその後ろにいらっしゃるのが沖矢Aさんよ、パパ。
平次くんは西野高校生探偵って呼ばれてて、関西じゃ有名だってさ！
Aさんはまだ名は知れ渡ってないけど、いくつか事件を解決している探偵さんなのよ！」

『そんな、俺なんてまだまだですから』

「そんなことないわ、だってあの新一くんと同じくらい推理力あるんだし！
あ、Aさんにはお兄さんもいるんだけど、お兄さんも東都大の工学部の大学院生でとっても頭がいいんだから！」






なぜかついでに昴さんの説明もしてくれた。
とりあえず頭がいい兄弟ということになってた。





「ほう、それはそれは……頼りにしてますよ」

「おう！任せとって、おっちゃん」





鈴木会長に向かっておっちゃん呼ばわりしてる服部くんに怒る毛利探偵。








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