トリップしたら大学院生の弟になった件についてPart2【コナン】【男主】

vol.71 ページ25

「出勤日決まったら教えてくださいね、Aを指名しますから」

『来なくていいし、指名しなくていい』

「冷たいですねぇ、一緒にチェキとか撮ってもらえるサービスとかありますかね」

『いや、何ちゃっかりツーショ撮ろうとしてんだよ。フツーに知り合いに見られるの恥ずかしいしやだ。来んな』

「じゃあAにはオムライスにうさちゃんでと書いてもらって“萌え萌えキュン♡美味しくなぁれ♡”ってしてもらいましょうかね」

『話聞いてねぇわ、つーか来なくていいし。ってなんでそんなメイド喫茶事情知ってんの』





まさか昴さんの姿でメイド喫茶に行ったことがあるのか？！
それとも赤井さんで……いや、それはないな。
ウン、絶対ない。




「日本の文化は調査済みだ。それに1回だけキャメルやジェームズと行ったことがある」





まさかの赤井さんで行ってたーーー！！
しかもキャメルさんジェームズさんと行ってたのか！！
イメージ湧かないな！！！！

え、じゃあメイドさんに“秀たん♡”とか呼ばれてたの？？
呼ばれてたの？？？？(2度目)




「勘違いするな、普通の喫茶店だと目立つ可能性があるからジェームズのオススメの店に行っただけだ」




まさかのジェームズさんチョイスだったとは……
ジェームズさん興味あるのはサーカスのやつだけかと思ったよ。

というかガタイのいい外人の男性3人だったらメイド喫茶でもじゅうぶん目立つわ……






「でもAが働いてるとなると別だ。毎日行ってやってもいい。というか行きたい」

『毎日どころか1回も来なくていい』

「メイド服に着たら是非写メ送ってくれ」

『送りません。それ見てどうする気なんだよ』

「勿論、夜の『変なことに使おうとするな！！！！』何も言ってないだろう」




今、夜のおかずって言いかけたよな？！
いくら鈍感な俺でもわかるぞ、それくらい！！

ふぅ、蘭ちゃんたち帰って正解だわ。
こんな変な兄だと思われたくないわ。
すでに遅いかもしれないが。


こんな攻防が1時間ほど続き、おれはそのまま風呂に入って自室に篭った。






.

vol.72→←vol.70

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す