トリップしたら大学院生の弟になった件についてPart2【コナン】【男主】

vol.49 天国へのカウントダウン ページ3

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「55、54、53、52、51」





あぁ、緊張してきた……
こんなこと初めてやるもんな……
まぁそうそう起こる事ではないけど。


カウントダウンは刻々と迫っている。






「37、36、35、34、33、32、31」

「30、29」

「28」





30秒切っても哀ちゃんはカウントを止めなかった。






「灰原さん？！」

『どうした？！』

「灰原さんがカウントを止めないんです！」

「なに？！」

「おい灰原！何やってんだ！早く来い！」

「馬鹿ね、この方が正確でしょ。……21、20」






哀ちゃん……！自分だけ残って犠牲に……！
させてたまるか……！


俺はシートベルトを外そうとしたら、元太くんが哀ちゃんの元へ走っていった。
そして哀ちゃんの手を引っ張って横抱きしながら走っていった。






「母ちゃんが言ってたんだよ！米粒1つでも残すとバチが当たるってな！」






元太くんは後部座席へ哀ちゃんと飛び込み、光彦くんは哀ちゃんをキャッチさせた。






『もう時間がねえ！行くぞ！しっかり、捕まってろよ……！』





そしてアクセルを踏み急発進していく。








5





4





3





2





1









ゼロ！！！！







同時に窓を割って飛び、爆弾が爆発した。

飛んでる浮遊力が働いてるのか、シートベルトしてない哀ちゃんの身が車から出ようとした。
光彦くんが手を掴み、離さないようにするがこのままだと柱に哀ちゃんが当たってしまう。


コナンくんは歩美ちゃんに被せているヘルメットを取り、キック力増強シューズの力でヘルメットを蹴り柱を壊した。

壊れた柱にスレスレで横切っていき、そのままプールへダイブする。







『た、助かったぜ……』

「コナンくんー！」

「蘭ちゃん！」

「私たち無事だよー！」







無事だった俺たちを見て警部達は安堵した。








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