トリップしたら大学院生の弟になった件についてPart2【コナン】【男主】

vol.62 ページ16

それから2週間の間。
昴さんの俺に対する態度がめっちゃ変わった。
過保護すぎるくらいに。


朝起きると姫抱きされてダイニングに行くのは当たり前。
朝ごはん作ろうと席を立とうとすると止められ、昴さんが料理している。

家のことをやろうとすると、止められる。
これじゃただのニートやん。

ほんと、過保護すぎる。





『ねぇ、そこまでしなくていいんだけど……家用の松葉杖もあるんだしさぁ』





昴さんからは
ダメです。
今無理をすると治るものも治りませんよ。
安静にしてください。

その一点張り。




外に出ようもんなら、姫抱きされて車へ連れ込まれる。
隣りの阿笠邸ですら、姫抱きされて行く始末。






俺に、一人の……プライベートな時間をください……！！








✱✱

そんなある日。

昴さんが珍しく外出して、家でひとりぼっち。



よし、出るなら今だ！！




そう思ったら松葉杖使って、隣に行く。
隣くらいいいだろ。

だが、哀ちゃんは学校。
博士は不在。なので誰もいない。








オーマイガー。


しょうがない、ポアロへ行くか……




ちょっと松葉杖使って行くには遠いので、タクシー拾って行くことにした。









松葉杖に発信機つけられてることも知らずに。





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