トリップしたら大学院生の弟になった件についてPart2【コナン】【男主】

vol.58 ページ12

そして乾杯して色々と雑談しつつ、飲んだ。

数杯、彼女がお酒を飲み酔っ払っていることを確認すると、俺は本題に入る。

松島大樹のことだ。






『明菜さんは彼氏いたんじゃないんですか？』

「そんなことないですよぉ」

『でも俺、前に明菜さんと男の人がホテル入っているのを見かけてしまって……』









「あー、アイツ？アレはなぁい！
ホテル連れ込んだのはいいけどぉ、酔い潰れちゃって何もしてこなかったんだよねぇ」

「ワタシわぁ、ただ教授に頼まれただけでぇー」

「アイツとホテル入ったら論文書かなくていいって言ったからぁ」








はい。証拠GET。
勿論ボイスレコーダーで録音済み。




『教授って誰ですか？』

「飯田教授ですよぉ、なんでもアイツと彼女を別れさせたいとか言っててぇ」




なるほど。
別れの原因は飯田教授ってわけか。






『ありがとう、明菜さん』

「だからぁ、ワタシフリーなのよぉ。だから慎一くんと付き合ってあげてもいいわよぉ」






『誰がテメェみたいな性悪女と付き合うかよ。あ、大澤さんお会計いい？』







「はァ？！騙したわね……！！」

『別に俺は付き合いたいと言ってないし、テメェも人を騙してんだろーが。50:50だろ。









それに、今の会話ぜーーんぶ録音済みだから』


「ワタシに逆らうとどうなるか」

『どうなるって？君のことは調査済み、ハッタリは程々にな』





そう言うと俺は明菜の分まで支払いを済ませた。




何か言っていたが、これで会うことも無い。
会ったとしても今の俺の格好と本当の俺は別なのだから、わかるはずがない。





そして俺は数日間松島大樹の行動を見張った。






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